芸能
Posted on 2024年06月14日 05:59

マンネリ上等!過去映像もトークエピソードも使い回し!長寿番組「徹子の部屋」徹底的な割り切り方

2024年06月14日 05:59

 これまで多くのトーク番組が生まれては消えていく中、最も長く続いているのが「徹子の部屋」(テレビ朝日系)だ。

 1976年2月に始まった同番組は現在、49年目。放送回数は1万2000回以上を数える。黒柳はゲストにまつわる情報をスタッフから聞きながら手書きでメモし、自ら話す順番を組み立てているという。つまり彼女は、番組の構成作家でもあるのだ。まさに「徹子の部屋」だといえよう。

 そんな長寿番組が長寿たらしめる秘密は、黒柳の話術もさることながら、ある「発明」の存在が大きい。それが、ゲスト本人が以前に出演した時の過去映像だ。テレビ番組制作スタッフが言う。

「トーク番組では旬の人を招き、その生い立ちやブレイクまでの道のりを語ってもらったり、あるいはプライベート素顔を覗き見したりするものが多い。ただし『徹子の部屋』のように、これだけ放送回数を重ねていると、毎回、初登場のゲストだけをブッキングすることはできません。だから、これまで出演した芸能人を再び呼ぶことの方が多くなっているのです」

 そこで採られているのが、過去映像を流して現在の本人に見せる、という手法だ。「ずいぶん若いですね」など、本人がかつての自分への感想を口にするのである。しかも、以前話したであろう同じ話題を何回もコスる、という荒業をやってのける。

「常に鮮度のある話題に触れてもらうのがトーク番組の常識ですが、それを軽々と越えている。もちろんそうせざるをえない事情はあるのでしょうが、いずれにしても『徹子の部屋』だからこそできる展開です」(前出・テレビ番組制作スタッフ)

 ちなみに6月10日放送回のゲストは、演歌歌手の小林幸子だった。デビュー曲「ウソツキ鴎」で幸先のいいスタートを切ったものの、それ以降はさっぱり売れず苦労したことや、代表曲「おもいで酒」が有線放送で1位を獲得したことが信じられず、自分で有線放送に電話して確認した話など、ファンにはよく知られた話を再び展開。もちろん、かつての出演映像もプレイバックしていた。

 現在90歳の黒柳。番組を100歳まで続けたいと、昨年のインタビューで語っている。これまで説明してきた通り、昔の映像を使い回し、コスられ倒したエピソードを繰り返すという手法を続ける限りは、番組が終わる心配がなく、「100歳まで」という夢はかなうだろう。

(橋下茂)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク