芸能

ローバー美々の『聴いて!KPOP』──日本デビューした「悪童」Block Bが体験した2度の絶望

20150124kpop-3

 KPOPに対し、私には「単独ライブは一度しか行かない」というルールがあります。それは常に仕事目線でいるため。何度も行ってしまうと、ファンの目線に変わってしまうので。

 それが、1月21日に日本デビューしたBlock Bのライブには、ついに2回行ってしまいました。

 2011年に韓国デビューしたBlock B。この4年の間に、彼らは2度の「絶望」を経験します。

 一つ目は、タイの大洪水被害時の失言。韓国中から非難を浴び、リーダーのZICOくんが頭を丸坊主にして謝罪。「自殺をしてほしい」という異常な署名運動まで起り、メンバーの一人が心労で入院する騒動に発展して、活動休止状態に。

 もう一つは、前事務所との契約問題。20代そこそこの男の子たちが、訴訟、裁判沙汰に巻き込まれます。裁判中には前事務所の社長が自殺するという、地獄のような状況。

 私が20代前半にこんな経験をしたら、人生を放棄したくなるし、芸能界なんて絶対辞めます。守ってあげる大人はいなかったのでしょうか?

 この事件以外にも、きっとツラい思いをしてきたはず。その彼らが、韓国で2013年「Very Good」で復活し、いよいよ2015年1月21日に日本デビューを果たしました。7人グループですが、よくぞ誰も抜けることなく、ここまでやってきたなぁと感動しました。

 彼らの音楽は、基本HIP HOP。メッセージ性が強い歌詞とキャッチーな曲のギャップが人気で、ダンスも子供が真似したくなるような振り付けです。

 また、メンバーのバラバラな個性も魅力的。声の高低差や、身長の高低差、顔の作りもみんなバラバラ。得意分野もラップ、歌、ビジュアル、ダンス、トーク‥‥バラバラな個性が重なると、こういう化学反応が起きるのか、と感心します。

 私は3回目のライブにも行ってしまいそうです。

(KPOP洗脳家・ローバー美々)

Block B「Very Good」(ジャパニーズVer.)

Block B「Very Good」日本語訳つき

そして2歳児が楽しむ 「Very Good」を是非

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
また出た!広島カープに「ベテラン選手の不倫デート発覚」下半身コンプライアンス崩壊