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Posted on 2024年10月18日 05:58

楽天「監督ポイ捨て流」に嫌気がさして「誰も寄りつかず」コーチ招聘面談の苦境

2024年10月18日 05:58

「そして誰もいなくなった」は1939年にイギリスで刊行された、アガサ・クリスティの長編推理小説。孤島の兵隊島を舞台に、10人の登場人物が次々と姿を消していくというストーリーで、クリスティの代表作として知られている。そんな小説のストーリーが、プロ野球界で現実のものとなりつつある。

 楽天は10月16日、川島慶三1軍打撃コーチと岡田幸文1軍外野守備走塁コーチが退団すると発表。2人は自ら退団を申し出ており、今江敏晃監督の電撃解任が関係していると思われる。

 と同時に楽天は、今季までヤクルト1軍内野守備走塁コーチだった森岡良介氏が1軍野手コーチに就任すると発表したが、10月17日から始まった秋季キャンプでは1軍打撃コーチがいないという、まさかの事態に。ファンの邪推が次々とSNSに上がった。

「森岡だけ発表っていうのは、コーチが集まらないからだろう」

「そして誰もいなくなった。来季は地獄絵図だな」

「今江監督解任を受けて反旗を翻したな」

 なにしろ今江監督の解任をめぐっては、監督を消耗品のように扱い、ポイ捨てする三木谷浩史オーナーの方針に、多くの野球関係者が異議を唱えているのだ。川島、岡田の両コーチが自ら退団を決意したのは、三木谷オーナーへの反旗を掲げるとともに、沈みゆく泥船から逃げ出したのではないか、との声が圧倒的だが、あながち間違いではないかもしれない。

 野球評論家の里崎智也氏は自身のYouTubeチャンネルで、今江監督の解任騒動を、次のように論じている。

「外部から人を呼ぶと高額な年俸を払わないといけないが、内部昇格なら安い。なぜなら、断ったらクビになるから。今江も内部昇格で受けるしかなかった」

 その後、楽天は三木肇2軍監督の1軍監督昇格を発表したが、三木監督は2020年にも1軍を指揮しており、5季ぶりの再登板。楽天に籍を移してから2軍と1軍を行ったり来たりしており、里崎氏の言うように、手軽に使える「駒」として利用されている感は強まる。

 現在、第2期三木政権の組閣が急ピッチで進められており、三木谷オーナーと石井一久シニアディレクターが複数のコーチ候補と面談を繰り返しているが、三木谷オーナーのやり方がネックとなって、外部招聘は極めて難しい状況だという。

 このままでは優秀な人材はどんどん流出し、最後は内部人事で調整するしかない…となるのか。

(ケン高田)

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