スポーツ
Posted on 2024年10月31日 17:58

ソフトバンクを7回完封のDeNAケイより凄かった「日本シリーズ外国人投手」とんでもない記録

2024年10月31日 17:58

 DeNAの来日1年目左腕アンソニー・ケイの投球は、まさしく圧巻のひと言だった。ソフトバンクとの日本シリーズ第4戦で見せた快投には、ソフトバンク・ファンも唸るしかなかったのではないか。

 初回、1番・柳田悠岐、2番・周東佑京、3番・栗原陵矢を連続三振に斬って取ると、2回には4番・山川穂高も空振り三振に仕留め、4者連続三振の好発進。その後もソフトバンク打線に得点を許さず、終わってみれば7回102球で被安打4、7奪三振、自責点0。日本シリーズ初登板初先発初勝利を飾った。日本シリーズで7回以上を投げて無失点だった外国人投手は2020年11月24日、ソフトバンク×巨人の第3戦、ソフトバンクのマット・ムーア以来だ。

 この時のムーアは7回を無安打無失点に抑えて勝利投手になり、優秀選手に選出された。ソフトバンクの4年連続11度目の日本一に貢献した。まさかその4年後に、巨人と同じ屈辱を受けるとは…。

 ケイとムーアはどちらも頼もしい助っ人だが、実は日本シリーズで7回どころか9回無失点を4回も記録した外国人投手がいるのをご存じだろうか。

 1960年の来日1年目から南海ホークスの先発としてフル回転し、「赤鬼」の異名をとったジョー・スタンカだ。1961年の日本シリーズ第1戦では、巨人を相手に9回無失点の快投。許した出塁はわずか4(3安打1四球)で、いずれも併殺に仕留め、打者27人の完封劇だった。

 さらにすごかったのは1964年、阪神との日本シリーズだ。スタンカは第1戦、第3戦、第6戦、第7戦で先発登板。第3戦は1回1/3で降板し、負け投手になっているが、他の3戦は全て9回無失点の完封勝利を挙げているのだ。とりわけ第7戦は、9回2安打99球で完封した第6戦の翌日登板であり、現代の野球ではとても信じられない快挙といえるだろう。

 当時、南海でチームメイトだった大沢啓二は、スタンカをこう評している。

「俺の知ってる限りじゃ、日本野球に徹した最初の外国人選手だろうな。2メートル近い身長から投げ下ろすピッチングはすごい迫力だった」

 日本シリーズ外国人投手の7回以上無失点は、2015年にソフトバンクのリック・バンデンハークも記録している。こうして過去の記録を振り返ってみると、奇しくもすべてホークスの選手だったというのは興味深い。

 リーグ戦では自身の不甲斐なさやチームメイトのミスに、たびたびブチ切れていたケイ。それが日本シリーズで喜びの感情を爆発させる姿を見せ、ファンは安堵したのではないだろうか。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク