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日本ハム悲願のV「秘密兵器」は「火球男」という第二のオリエント・エクスプレス

 日本ハムの悲願の初Vの秘密兵器は「第二のオリエント・エクスプレス」か。

 日本ハムは11月12日、今季の台湾プロ野球MVP投手、古林睿煬(グーリン・ルェヤン/統一)の優先交渉権を獲得した。古林はポスティングシステムを利用しての海外移籍を希望しており、所属球団が正式に発表したものだ。

 古林は昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップに、台湾代表として出場。侍ジャパン戦で先発登板し、6回一死までパーフェクト投球を展開した実績を持つ。今季は10勝2敗、防御率1.66で最優秀防御率のタイトルに輝いている。年間王者を争う台湾シリーズで背中を痛めたため、現在行われているプレミア12には出場していないが、その実力は日本球界でも十分に通用するものだ。

 アジアプロ野球チャンピオンシップで古林の投球を目の当たりにしたスポーツ紙ベテラン遊軍記者は、その際の衝撃を明かす。

「とにかく台湾では『火球男』と言われているように、最速157キロのストレートがすごい。昔、西武で活躍して『オリエント・エクスプレス』といわれた郭泰源を彷彿させますね。まだ24歳と若く、大きな伸びしろを感じさせる投手です」

 金銭面では格安で獲得できるメリットがある。この遊軍記者によれば、

「かつて日本ハムはポスティングで『台湾の大王』こと王柏融を獲得しました。その時は総額4億円プラス出来高の3年契約だったはず。それを参考にするならば、観客動員が増えている日本ハムにしてみれば、大した出費にはならない。費用対効果は抜群でしょう」

 さらに球団関係者がメリットを力説するには、

「来年3月の台湾遠征が決まっている。古林の凱旋は営業面でも期待できる」

 今季の日本ハムは伊藤大海、山崎福也、加藤貴之の3本柱がフル回転。パ・リーグ2位に食い込んだが、第二のオリエント・エクスプレスの活躍次第では、ペナント制覇に一歩近づくことになる。

(阿部勝彦)

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