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記事全文を読む→元フジテレビ社長「港っち」の黒歴史と化したとんねるず石橋貴明「伝説のセクハラ番組」
それは「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演した神田うのの口から飛び出した、まさかの人物の名前だった。
伝説の深夜番組「オールナイトフジ」から3年後の1994年、後継シリーズ「オールナイトフジ・リターンズ」が立ち上げられる。そのMCに抜擢されたのが神田だった。彼女は番組の演出を手がけていた港浩一前社長を「港っち」と呼ぶと、「私の芸能界のパパみたいな方」「今回、こんなことになっちゃって、すごい寂しいんです」と肩を落としたのである。
そんな港氏の最大の代表作が、足掛け30年続いた長寿番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」だ。港氏が直接携わったのは、パイロット版の特番時代から数えて約15年。だがこの番組は、10時間23分にも及ぶやり直し会見で、奇しくも港氏が中居の一連のトラブルについて「人権への認識が不足していた」と反省した通りの、コンプラ「ガバガバ番組」だったのだ。
1992年11月、準レギュラー出演していた当時56歳の女性が、石橋貴明とチーフディレクターだった港氏を相手に、200万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴したのだ。訴えによると、ロケで無理やり超ビキニのスタイルにされた上、石橋から「ヘアが見える」と言われて笑い者に。さらに放送中、「素人のおばちゃんですからヘアの手入れはしていません」とのテロップが流された。
「コントとはいえ、いきすぎた行為で女性としての人権を傷付けられた」と女性は憤慨。その後の話し合いで彼女はセクハラ提訴を取り下げたが、この騒動以降は出演しなくなった。
2015年10月には、西内まりやが番組の人気コーナー「食わず嫌い王決定戦」に出演した際、石橋がとんでもないセクハラをしでかし、物議を醸した。
西内は対戦相手となったヒュー・ジャックマンを前に「今、私、すごいことになっています」と緊張ぶりを吐露すると、隣にいた石橋が、「(心臓)バクバクしてる?」と言いながら、彼女の胸を触ろうとしたのだ。西内は「あっ、ちょっと」と慌てながら両手で胸元をガード。この後も石橋は、彼女がジムに通っていることを聞くや、「どこ(鍛えてるの)? ここ?」と、またしても胸を揉もうとしたのである。石橋のイヤらしい手の動きに合わせ、編集では効果音までつけて煽っていた。
「楽しくなければテレビじゃない」というキャッチフレーズのもと、こうしたセクハラが公然と行われていたことには、今さらながら驚きを禁じえない。フジテレビ黄金時代のヒット番組は今や、黒歴史となってしまった。
(高畑睦夫)
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