スポーツ
Posted on 2025年03月20日 09:56

武豊番・片山良三「栗東ナマ情報」〈底力あるワープスピード本命視〉

2025年03月20日 09:56

 3月8日に阪神2勝クラスを勝ったアムールリーベは4歳の未勝利馬だった。未勝利戦が組まれなくなったのは昨年9月のことで、それ以後、収得賞金0円の馬は格上挑戦を余儀なくされ、出走枠はあくまでも空席待ち。しかも出走手当は半額という扱いを受ける。

 それでもJRA在籍にこだわるのは、芝でこそ能力が出せる馬という見立てがあるからだ。地方競馬からの出戻り(3歳のうちなら2勝、4歳になってからなら3勝)の方が早そうだが、ダート適性が低い馬にとっては、実は難関。近年は地方競馬のレベルも上がってきており、JRA再登録がかなわないケースも散見される。

 アムールリーベの場合は、ただの格上挑戦ではない。1勝クラスに空席がない状態から苦肉の策として2階級上のレースを選択したもので、この結果が驚きのニュースになるのも無理はない。それでも11頭立ての8番人気。実績馬相手でも秘めた素質を評価するファンもいたのだ。

 ちなみに、この勝利で加算される収得賞金は600万円。1勝クラスは500万以下なので、次走の条件は再び2勝クラスということになる。

 距離適性を求めての格上挑戦は実は珍しいことではない。例えばサンライズソレイユは、2勝クラスの身でオープンの万葉S2着、3勝クラスの阪神リニューアル記念を3着。ともに3000メートルにこだわったものだった。そして前走、連闘で自己条件の潮来特別(芝2500メートル)に戻って快勝。矢作厩舎らしいイケイケのローテーションだが、まだオープン馬ではなく、阪神大賞典は、またしても格上挑戦。それでも距離経験を評価しないわけにはいかない。

 ゴールデンスナップも、昨年、阪神大賞典で5着した当時は3勝クラス。こちらも長い距離にこだわって使われ、前走の万葉S勝ちで正真正銘のオープン馬になった。しかも、その万葉Sが出色の強さ。鍛え抜かれたステイヤーの資質がついに花開いたとみていい。

 宝塚記念馬ブローザホーンは、その後が順調さを欠く内容。馬の心房細動はあとに引かないというのが常識だが、この馬の場合は明らかに尾を引いている。

 ワープスピードは、昨春の天皇賞で5着した長距離カテゴリーの格上馬。メルボルンカップ2着はハンデにも恵まれたが、帰国後のダイヤモンドS4着は底力を示した内容。ここなら本命視できる。

 高松宮記念は、昨年2着のナムラクレアに期待。ルメールを鞍上に迎えた阪神カップがすばらしい切れ味。今年はマッドクールに負けない。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク