政治

参院選「東京選挙区」でトラブル発覚!「バカ暴言女」を却下して「2回落選者と最下位当選者」の人選センス

 今夏の参院選東京選挙区(改選数6)をめぐり、自民党内では松山政司参院幹事長に対し、疑念の声が出ている。松山氏は東京都連が擁立に向けて動いていたNPO法人代表理事の渡部カンコロンゴ清花氏について、

「自民党政権、わが党の批判を繰り返してきた方と聞いている。こういう方が上がってきているのを、疑問に感じている」

 と批判した。なにしろ渡部氏はかつてSNSに、次のような投稿をし、自民党批判を繰り返したからだ。

〈「バカに権力を与えるとどうなるか」という見本が今の安倍政権〉

 自民党参院内からも渡部氏の擁立に反対する意見が相次いでおり、参院ナンバー2の松山氏が党内の意見を踏まえて発言するのはもっともに聞こえる。結局、党内からの猛反発を受けて、渡部氏は最終選考で選ばれなかった。

 問題は渡部氏の代わりの候補者だ。都連関係者によれば、大沼瑞穂元参院議員が有力視されているといい、

「なんてことはない、大沼さんと松山さんは、岸田文雄前首相が率いた旧岸田派に所属していましたから。松山さんは大沼さんが選ばれるように、渡部さんを批判したのではないか」

 大沼氏は参院山形選挙区から立候補して1回当選したものの、2019年の参院選では敗れた。昨年の衆院選で比例中国ブロックから立候補したが、これも落選している。先の都連関係者は、

「これまで何度も負けている人を選ぼうとするセンスが信じられない。もうひとりの武見敬三参院議員会長も過去2回が最下位当選で、なぜまた擁立するのか。過去の言動を反省している渡部さんの方が、まだましだ」

 そうボヤくのだった。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

カテゴリー: 政治   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策