社会
Posted on 2025年04月24日 09:58

【沖縄の暗いネオン街】スナック&ラウンジ経営女性が嘆く「苦境」利益を確保するどころか…

2025年04月24日 09:58

 近年、沖縄県内で家賃の上昇が続いており、特に飲食店やナイトスポットなどの店舗経営にも静かに影響が広がっている。

 背景には全国的な物価高の影響がある。氷や水、酒といった営業に必要な物の仕入れ価格が上がり、家賃と合わせてコストは増す一方だ。さらに「ジャングリア沖縄」のような大型レジャー施設の建設が進む中、観光資源の強化によって地価が上昇し、周辺の家賃に波及している。

 加えて、中国を中心とした海外投資家による不動産購入が活発化し、住宅・商業物件の需要が高まったことが、家賃高騰に拍車をかけている。県内でスナックを経営する女性は、次のように語るのだ。

「ここ2、3年で家賃が1.2倍以上になりました。水道光熱費や酒の仕入れ値が上がっているのに、セット料金は簡単には変えられません。お客さんの財布事情もありますからね…」

 同じエリアでラウンジを営む女性は従業員の待遇について、

「女の子たちの給料はほとんど据え置きです。少しでも下げようものなら、すぐに他の店に行かれてしまいますし、そもそも人手が足りない状況なので、経営側が踏ん張るしかありません。今はなんとかやれてるけど、このまま物価が上がり続ければ、閉めざるをえない店が出てくると思いますよ」

 こうして家賃と物価の上昇が続く中、価格転嫁が難しいという構造的な課題を抱えている。経営者にとっては利益を確保するどころか、維持するだけでも苦労は増すばかり…というのが実情だ。

 夜の街は沖縄観光においても地域住民にとっても、欠かせない存在。しかしこのまま状況が続けば、今後は営業を続けることが難しい店舗が出てくることになる。

 沖縄の夜のにぎわいを守るためには店側の努力だけでなく、業界や地域全体での支援やアイデアが求められるだろう。

(カワノアユミ)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク