スポーツ

「野手⇒投手転向」でもくすぶる中日・根尾昴に元監督・与田剛が「打者として開花させたかった」懺悔

 野手に再挑戦するのか、それとも投手として生き残る道を選ぶのか。いまだどちらでも結果が出ない状態が続く中日・根尾昂の現状を、かつて監督として接した与田剛氏はどう思っているのか。

 根尾は2018年ドラフト1位で大阪桐蔭高校から中日入り。ドラフト会議では他にも日本ハム、巨人、ヤクルトから1位指名を受けたが、中日が抽選で交渉権を獲得した。高校時代には投手、遊撃手、外野手をこなし、2年春から3年夏まで4季連続で甲子園大会に出場している。ドラフト当日の記者会見では、

「ポジションはショート一本でいかせてください、とお伝えしました」

 と話していたのだが…。

 2019年から3年間、中日の指揮を執った与田氏は、野球解説者・上原浩治氏のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」で、こう懺悔した。

「3年間、彼と一緒に過ごしましたけど、3年のうちにバッターとしてもう少し、開花させなきゃいけなかったなっていう、その責任は持ってますね」

 とはいえ、遊撃手としてやっていきたいという根尾の宣言については、与田氏は複雑な気持ちを明かしている。

「ショートでいきなり使うかっていうのが、表に先に出ちゃったじゃないですか。ポジションよりもバッターとして、まずなんとかしてあげたかった。外野のポジションにも就いてもらったんですけど、非常にレベルの高い…。結果として根尾が望む野手、バッターとして今、過ごせていない責任はとても感じてますね」

 根尾は入団3年目の2021年、プロ入り後初となる開幕1軍を経験し、「8番・左翼手」として出場。この年、キャリアハイの72試合ながら1本塁打、16打点、打率1割7分8厘だった。

 この翌年、監督が与田氏から立浪和義氏に交代すると投手に転向し、1軍初登板を経験。25試合に登板したが、2023年は2試合、2024年は3試合、そして今年は4試合(6月16日現在)にとどまり、2軍暮らしが多くなっている。

 甲子園のスターだった根尾の本音はどうなのか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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