「丸亀製麺」の店内が一瞬にして「木村拓哉劇場」と化した動画に、水を差す事態が起きた。
6月7日と14日に配信された公式YouTube動画で、木村は事務所後輩のTOKIO・国分太一とともに初めて同店を訪れ、釜揚げうどんにきつねあげなどのオリジナルトッピングを組み合わせて次々に試食。「だし醤油ヤバい」「あげ、めちゃくちゃうまいっす!」と笑顔を弾ませた。
2本の動画は公開から現在まで583万超の再生回数を記録。普段はあまり見られない木村と国分の、先輩後輩ならではの自然な掛け合いや、ほっこりした間柄に心が和むものだった。
ところが、その盛り上がりの余韻が残るまま、6月20日に国分が無期限活動休止の意向である、とのニュースが駆け巡った。
国分は現在、「ザ!鉄腕!DASH!!」に出演中だが、日本テレビは過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したとして、国分の降板が決まったと発表。国分もこれを了承したという。
国分は他にも「男子ごはん」(テレビ東京系)や「世界くらべてみたら」(TBS系)など数々の番組にレギュラー出演中だけに、業界に与える悪影響は避けられない。
国分は2021年から「丸亀製麺」と株式会社TOKIOで「共創プロジェクト」を展開。うどんや地元野菜を使ったワークショップを通じて子供たちの創造力を育む体験型イベント「わくわく食育プロジェクト」を担当する。教育関係者や保護者は戸惑いを隠せず、プロジェクトの継続性をめぐる課題が浮上している。
「丸亀製麺」にとっては、木村とのコラボ動画が思わぬ形で拡大した一方、プロジェクトメンバーのまさかの不在リスクに直面することとなった。木村の動画を視聴して「丸亀製麺」を訪れた人は多いだろう。
「丸亀製麺」は同日午前、公式Xに「うどんが揚がると気分もアガる」とポストしたが、一気に冷え込んでしまうかもしれない。
(ケン高田)