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記事全文を読む→札幌中心部「レバンガ北海道」新アリーナ構想「リミット10年」と日本ハム2軍とのコラボ構想
札幌駅周辺に1万人超収容の新アリーナを!
「駅近の利便性を生かし、オフィスや飲食店を併設して街ごと新しく作る規模に挑戦したい」
そう意気込みを語ったのは、バスケットボールBリーグ「レバンガ北海道」の新オーナー小川嶺氏だった。
札幌市の秋元克広市長を表敬訪問し、事業費1000億円超、10年以内の完成を目標とする大型プロジェクトを公表している。
ただ、収容1万人超のアリーナ建設には敷地面積3~4ヘクタールが必要とされ、札幌駅周辺でその規模を確保できる土地は極めて限られる。用地取得をめぐる交渉は始まっているものの、中心部での候補地選定は大きなハードルとなる。
加えて、建築資材の高騰や作業員不足といった工期遅延要因が重なり、10年というスケジュールを前倒しで実現するには、コスト管理と施工体制の強化が不可欠だ。小川氏自身も「完成まで10年近くかかるが、どこまで早められるかが重要」と述べている。
同じタイミングでプロ野球の日本ハムは、千葉県鎌ケ谷市の2軍本拠地を道内に移転する方針を固め、受け入れ自治体を公募する案が浮上している。移転先の条件には「北広島市からの距離」や「建設地の面積」などが挙げられ、複数の自治体が名乗りを上げている。
屋内競技のアリーナと屋外のファーム球場では用途が異なるものの、用地確保、資金調達、交通インフラ整備という共通課題を抱える。都市部でのアリーナ建設が実現し、周辺に宿泊・飲食機能を備えられれば、ファーム誘致を目指す郊外自治体と連携して「都市・近郊を結ぶスポーツ回遊ルート」を形成できる可能性がある。道と札幌市がハブとなり、調整組織を設けられるかがカギだ。
確かに「中心部で数ヘクタール級の更地は幻想」「バスケ単体で1000億円を回収できるのか」といった、自治体の費用負担を懸念する声はある。だが北広島市のエスコンフィールドHOKKAIDOが示したように、スポーツを核にした街作りは、地元資本と行政が本気で組めば現実になる前例がある。
昨年12月28日と29日にエスコンフィールドで開催されたBリーグ公式戦「レバンガ北海道 Winter Classic」は初日1万9462人、2日間で3万4575人を動員し、野球場でもバスケットボールが大規模興行として成立することを証明した。
この成功は「絵空事ではない」とする小川オーナーのビジョンに具体性を与え、都心アリーナ構想への期待を高めた。日本ハム2軍移転計画とのシナジーで、道内スポーツクラスター構想に発展させられるか。10年というタイムリミットは、すでにカウントダウンを始めている。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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