エンタメ
Posted on 2025年07月03日 08:00

「成功率1%」が「60%超」に跳ね上がる「運とチャンスをつかむ」統計学の実践法

2025年07月03日 08:00

「運」とはなかなか具体的に説明できない感覚的なもので、科学的に解明するのは難しそう…と思うのだが、統計学の分野では「運」にまつわる興味深い事実があるという。

「運がある時こそ動け!」
 これを提唱する手相占い師のタレント・島田秀平が、とある番組で共演したビジネス統計学の専門家から聞いたのは「運、チャンスをつかむにはどうしたらいいか」という話だった。

 YouTubeチャンネル「島田秀平のお開運巡り」で、島田はこう切り出した。
「箱の中に100個のボールがあって、そのうち1個だけ、当たりがあります。当たりを引く可能性は何%でしょうか」

 当然ながら、答えは「1%」だ。100分の1のチャレンジはなかなか無謀で、やってみたいと思う人は少ないだろう。島田が続けて言う。

「1回、引きます、外れた。そのボールを(箱の中に)戻します。もう一度、100分の1でボールを引きます。また外れたら、ボール戻します。またボール引きます…って、これを100回連続で繰り返したとします。その時の確率って、何%かわかります?『毎回、100分の1じゃん。1%でしょ』って普通は思っちゃうんですけど、計算していくと60%を超えるんですって。だから無謀かなって思うんだけど、それを100回連続チャレンジすれば、60%以上の成功率に跳ね上がるんです」

 島田が紹介した統計学の専門家とは、データ分析・統計解析事業のデジタルクリエイト代表・佐藤舞氏である。佐藤氏のYouTubeチャンネル「謎解き統計学|サトマイ」は、確率・統計を使って世の中の謎を解く「リアル謎解き」の教育エンターテイメント番組を謳っている。登録者数は43万人だ。

 詭弁論理学の入門を扱った2022年8月13日の回は一見、難しそうなテーマに思えるが、これがわかりやすくて面白いと好評で、最も高い視聴回数は428万回を記録している。

 島田のチャンネルに話を戻せば、
「大事なことは打率ではなく、打席に立つこと」
 だとも言う。ここは一度、統計学を信じて「数打ちゃ当たる」を実践してみては…。

(所ひで/ユーチューブライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク