政治
Posted on 2025年09月24日 11:00

「政界の119番」林芳正官房長官が「自民党総裁選で2位へ猛攻勢」に水を差す石破茂首相の「勝手なこだわり」

2025年09月24日 11:00

 自民党総裁選(10月4日投開票)で誕生日(1月19日)をもじって「政界の119番」の異名を持つ林芳正官房長官が、2位入りに向けて攻勢をかけている。国会議員票がトップの小泉進次郎農水相に次いで2位につけ、50人を超すなど、勢いがある。高市早苗前経済安全保障担当相をかわして2位に入り、小泉氏との決選投票に残りたいところだ。

 ところが、それに水を差すようなニュースが、ニューヨークから入ってきた。国連総会に出席するためニューヨークを訪れている石破茂首相が戦後80年にあたり、発表の時期を探ってきた「80年見解」について、総裁選終了後の10月中に発表する方針を固めた、との報道が相次いだからだ。

 林氏は官房長官として、石破首相を補佐する立場にある。自民党内には保守系議員を中心に、戦後70年談話で歴史問題は決着したとして「80年談話」や「80年見解」には反対意見が多い。

 石破首相は就任前から「なぜ戦争に突っ込んだのか。防ぐことができなかったのか」と、見解発表に強いこだわりを持っていた。党内の反対から8月15日に「80年談話」を出すことは断念したものの、自身の在任中になんとしてでも「見解」を出したい執念がある。

 そのため、林氏が説得したからといって、見解の発出を見送ることはないとみられるが、それでは官房長官としての役目を果たしていないと、党内から批判されるのは必至だ。

 林氏は歴代首相から実務能力を買われ、特に閣僚更迭などの緊急時にたびたび後任として指名され、無難にこなしてきた。「政界の119番」と呼ばれる所以である。
 だが、自身が「119番」が必要な時に、電話をかける相手はいない。自分自身で解決しなければならないのだ。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク