政治
Posted on 2025年09月15日 20:00

自民党総裁選を「敗者復活戦」とからかった立憲民主党・野田佳彦がすっかり「過去の人」になっていた悲哀

2025年09月15日 20:00

「今出ている顔ぶれは1年前に挑戦した人ばかりで、敗者復活戦みたいだ」
 自民党総裁選をそう揶揄揶揄したのは、立憲民主党の野田佳彦代表だった。メディアが取り上げてくれそうなキャッチーな言葉を使った作戦は成功し、報道各社は相次いでこの発言を報じた。

 さらに同党の安住淳幹事長は9月14日のNHK番組で、自民党総裁選後の首相指名選挙について、決選投票では野田氏への一本化を目指して、他の野党に協力を呼びかける考えを示した。
「勝てば政権を取ることになる。政権を一緒に担えるような環境作りをする」

 野党間で政策の隔たりは大きいが、それでも「野田政権」の樹立に意欲を示した安住氏は続けて、
「基本理念や政策が一致しないと駄目だと言われるが、自民党と公明党だって、理念は違う」
 その上で、物価高や格差是正、緊迫する国際情勢を例に挙げて、
「ミッションと期限を決めて『この指止まれ』方式で組むのが連立政権だ」

 だが、安住氏の意気込みとは対照的に、他の野党は冷ややかに見いる。国民民主党の榛葉賀津也幹事長は記者会見で、立憲民主党との関係を「兄弟政党」と表現されることに、不快感を示した。
「誰がそんなこと言ったの。兄弟になったつもりはない。野田さんが『政権交代』と言うけど、共産党や参政党を入れないと数が足りないでしょ。厳しいと思う。国民民主党は国民民主党の政策を訴え、それを理解し、実現しようとしてくれる党と、連携できるところは連携する」

 参政党の神谷宗幣代表も、野田氏一本化の可能性を「ありえません」と断言。自民党をからかって「敗者復活戦」と言ったものの、元首相から現職に復活する可能性はほとんどない。すっかり「過去の人」として定着しそうなのは、野田氏本人といえそうだ。

(田中紘二/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月09日 06:30

    日本にも「バベルの塔」が実在していたことを知っているだろうか。バベルの塔は「旧約聖書」の「創世記」に登場する、人間が天に届く塔を築こうとして神の怒りに触れ、破壊されてしまった伝説の塔である。「馬鹿と煙は高いところに登る」という言葉があるが、...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年03月13日 14:30

    音楽ライブチケットの高額転売をめぐり、旧ジャニーズ事務所の人気アイドルが所属するSTARTO ENTERTAINMENTのライブ主催会社が、転売サイト大手「チケット流通センター」の運営会社と、高額転売を繰り返したとされる東京都内の男性1人を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク