スポーツ
Posted on 2025年09月24日 12:00

DeNA三浦大輔監督の来季がいまだ「白紙」南場オーナーが放った言葉に隠された厳しい現実とは

2025年09月24日 12:00

 セ・リーグ2位のDeNAは、阪神との延長12回、4時間半に迫る死闘を2-2で引き分けた。先発のケイが6回を投げて試合を作り、その後はリリーフ陣が粘り強くゼロを並べた。11回にはサヨナラの好機もあっただけに、勝ち切れなかった悔しさも残る。それでも三浦大輔監督は「よく粘った。もう一つというところもありましたけども、よく頑張りました」と選手をねぎらった。

 三浦監督は就任5年目。今季は球団史上初となる、同一監督での4年連続Aクラス入りを決めている。しかし本人は「目指しているのはそこではない」と表情を引き締める。理由はただ一つ、来季の続投が白紙だからだ。

「球団が次の監督を探しているという話は、現場の間ではまことしやかに流れています」(DeNA担当記者)

 全権を握る南場智子オーナーも、三浦監督の来季については「ファンの皆様にホームでクライマックスシリーズ(CS)を見ていただく。そのために全力を尽くしているところですので、応援を宜しくお願い致します」とのコメントにとどまり、続投への言及はないが、「ホームでCSができなければ三浦監督の続投はない」とも読み取れるのが現実だ。

 では、後任候補は誰か。そこが難しい。DeNAの監督は他球団に比べて権限が極めて限定されている。コーチ人事、練習計画、補強方針に至るまで、野球経験者ではないアナリストやコーディネーターが主導する体制だからだ。

「球団の意向に従わない監督は呼ばない。ビッグネームやカリスマ性の強い人物は、そもそも候補にならない」(球団OB)

 そのため後任人材は見つかっていないのが実情だ。

「番長」の愛称で親しまれる三浦監督に残された道は一つしかない。巨人、阪神を蹴散らし、横浜を再び日本一に導くこと。それができなければ、来季のベイスターズを率いる姿は見られないかもしれない。球団がどんな決断を下すのか、シーズン終盤戦のDeNAの注目度はますます高まっている。

(小田龍司)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/9/16発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク