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Posted on 2025年09月08日 18:15

「5割切ってるんですよ、2位以下が」CS制度に上原浩治が苦言「アドバンテージを手厚く」ファンも大激論

2025年09月08日 18:15

 9月7日、広島を下して2年ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた阪神の貯金は33。一方、2位巨人を含むセの他5球団はいずれも借金状態にあり、首位独走の構図が鮮明だ。阪神は10月15日開始のクライマックスシリーズ(CS)・ファイナルステージを甲子園で迎え、4戦先勝方式(リーグ覇者に1勝のアドバンテージ)で2位・3位の勝者を待つ。勝ち抜けば、10月25日に開幕する日本シリーズに進み、岡田彰布前監督が率いた2023年以来、2年ぶり3度目の日本一を目指す。

 阪神の独走優勝に加え、下位5球団がすべて借金を抱えるという特異な状況を受け、CS制度の是非が再燃している。元メジャー投手で評論家の上原浩治氏は7日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)で、阪神と2位の「17ゲーム差」に触れつつ、「ルールとして3位まで出られますけど。クライマックスね。5割切ってるんですよ、2位以下が」「それで日本シリーズにもし出て優勝したら、どうなの?って言う疑問が残りますよね」と改めて苦言。大差がついたにもかかわらず、“下剋上”が起こり得る制度の不合理さを指摘した。

 ファンの受け止めも二極化している。長期戦で圧倒的に勝ったチームの価値がCSで薄まるのはおかしい、という声がある一方で、終盤の消化試合を減らし興行の魅力を保つためにもCSは必要、そのうえで優勝チームのアドバンテージを一層手厚くすべき、という意見も根強い。

 阪神はCSファイナルから1勝のアドバンテージを持ちホーム開催という優位を得る。それでも短期決戦ゆえ不確実性は残る。昨季は巨人がセ・リーグを制したものの、CSファイナルでDeNAに敗退。DeNAは3位からファースト、ファイナルを勝ち抜き、その勢いのまま日本シリーズも制して日本一に輝いた。レギュラーシーズンの覇者が姿を消し、CS制度のあり方を改めて問い直す契機となった。

 その要因のひとつとされたのが、試合間隔が空いたことによる実戦感覚のズレ。今季はさらに早い“最速V”を果たしたことで、阪神も同じリスクを抱える。対する挑戦側はAクラス争いを勝ち抜き、勢いそのままに乗り込んでくるだけに、1勝のアドバンテージがあっても楽観はできない。

 果たして今回は、現行ルール下でリーグ覇者の阪神がその強さを短期決戦でも証明できるか。10月の甲子園は、ファンの期待と不安、そしてCS制度をめぐる議論の行方を左右する試金石となる。

(ケン高田)

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