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記事全文を読む→「岡田前監督とは真逆」藤川阪神の独走V裏に潜む「黄金時代」への不安
2リーグ史上最速で2年ぶ11度目(1リーグ時代を含む)のリーグ優勝を飾った阪神タイガース。球団創設90周年の節目に、就任1年目の藤川球児監督がチームを頂点へ導き、新人監督としては球団史上初の快挙となった。藤川監督は「いやあ、選手たちが強いわ」「本当に心強い」と笑顔で称えていた。
阪神といえば、これまで歴代監督がOBの辛辣な批判に晒されることが多かった。しかし藤川監督は、あえて距離を取り「グラウンドに没頭する」姿勢を貫いたことが功を奏した。掛布雅之OB会長も「守り勝つ野球が徹底され、失策減が打撃にも好影響を与えた」と高く評価する。昨季リーグワーストの23失策だった佐藤輝明はエラーを激減させ、本塁打・打点の二冠王争いをリードするまでに成長した。
独走Vの一因は、阿部巨人をはじめ他球団の低迷にもある。とはいえ、クライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズに向けては「決して簡単な道のりではない」(阪神担当記者)と警鐘も鳴らされる。さらに、オフには波乱要素も控える。佐藤、森下翔太は将来的なMLB挑戦を公言済み。近本は今オフに国内FA権を取得し、巨人など複数球団が獲得に名乗りを上げる可能性もある。藤川政権の行方は、フロントの交渉力にもかかっている。
前出の阪神担当記者は「藤川監督はマスコミ対応にも厳格で、岡田前監督とは真逆。紙面づくりには苦労していますが、言えばチームを盛り上げる面での発信力については物足りなさがある」と明かす。史上最速Vの裏には、黄金時代突入とは言い切れない複雑な現実も横たわっている。
(小田龍司)
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