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記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉おばあちゃん、死んだらお化けになって出てきてよ!!
連載第1回では「人間、死んだらどうなる?」についてお話ししました。今回はその続きと「人が死に直面したら」についてお話ししたいと思います。
僕のユーチューブ「ニンゲンTV」のロケ地となるのは「心霊スポット」と呼ばれるところです。心霊スポットですから、もれなくいわくつきの場所になるわけです。
当初はロケの予定が組まれたら、僕はその場所についてネットで調べていました。
すると、そのスポットが古いトンネルだったとしたら、昔、ここで轢かれて死んだ子供の声が聞こえるとか‥‥。どこもだいたい同じようなことが書かれている。コピペじゃないのか、というぐらい似たようなことが書いてあるわけです。
だから、今はまったく情報を入れずに、「怖い」という先入観なしで臨んでます。
ユーチューブで発信するからには誰かがやっているようなステレオタイプではなく、違う切り口が必要です。一番大切なのは信頼だと思うんですよ。
このジャンル、1回疑われたら取り返しがつかなくなると思ってます。自分が主宰してるからには、やっぱり信用してもらいたい。
あと、これは耳にタコができるぐらい言ってますけど、最終的には心霊を撮影したいと思っています。霊というものは、映像機器に映らないという考えの人もいるでしょう。でも、同時に複数の人が霊を目撃できたとしたら、撮影することだって可能だと思いませんか?「その人だけにしか見えない」というのは客観的な証拠に欠けます。
ロケ中は常時、霊が見える人がそばにいるので、「原田さん、すぐ横にいますよ!」と言われます。
でも、見えない僕にとってはどんどんフラストレーションが溜まるわけですよ。
もう4年、「ニンゲンTV」やってますので、同行している誰かが「霊を感じる」というレベルはもう飽きてきました。証拠を押さえないと、僕のフラストレーションは解消されません。やっぱり撮りたい。もしも決定的な映像が撮れたら‥‥、もう間違いなく世界的な大スクープですよ。
この世の中には「あの世を見てきた」と主張する人も存在します。
実際、「原田さん、丹波哲郎さんの話は信用するの?」と聞かれることがあります。見てきた人の話については参考にはします。でも、それをそのまま受け入れることはないですよ。「その方は見たんですね」というだけで。疑いもしないし、信じたりもしないです。だって自分が見てないんだから。自分が見たものしか信用できません。死後の世界から戻ってきちゃ駄目ですよ。
常々僕は「早く死にたい」と思ってます。死んだらどうなるのか。それが一番知りたいんです。
現時点で死後の世界をどう考えているか? それは想像してません。想像してもまったく時間の無駄です。
ただ、そのことで言うと、生きてる人間に自分が死んだことを伝えられたらいいなと思うんですよ。
というのも80歳過ぎで亡くなった祖母とある約束をしているからです。
祖母が死期を感じ、僕に別れが近いことを病院で打ち明けたのは、ドラマ「水戸黄門」(TBSテレビ系)の佐々木助三郎役に抜擢されて数年が経過していた頃でした。
「もう私は長くないの。この先、あなたがテレビで活躍する姿を見られないと思うと残念だねぇ。寂しいよ‥‥」
「何を言ってるんだ、おばあちゃん‥‥」
もう悲しくて悲しくて。おばあちゃん子だった僕は涙が止めどなく滝のように流れ出てきました。
その時、僕は咄嗟にこう言ったんです。
「そうだ! 死んだら、僕のそばにくっついてよ。守護霊としてさ。そうしたらおばあちゃんは、僕の活動がこれからも見れるんじゃない。死んだら絶対、お化けになって出てよ!」
祖母は泣きながらうなずき、僕も少し落ち着きを取り戻しました。
「守護霊になるんだから死んでも寂しくないわ!」
絶望的な悲しみ中、2人でワンワン泣き合いながら会話するとそれまでの悲しみが緩和されて、最後は笑って病室を出たこと覚えています。
それから数年して、祖母は老衰で亡くなりました。
その祖母との約束がありますから、いつかどこかのタイミングで、「おばあちゃんだよ〜」と現れるんじゃないかなという淡い期待を持ってるんですよ。
「おばあちゃん、約束したのに出てこないのは、いったいどういうこと?」
この疑問は自分が死んだ時に、「こういう事情で出てこれなかったんだ」と何かがわかるかもしれないと思うんですよ。
自分の命と向き合ったのは、95年の「世界ウルルン滞在記」(TBS系)のロケでした。
スリランカでカツオの一本釣りに挑戦したんですが、大シケで船が遭難しました。「これは死ぬ」と確信したんです。
よく言う今際の際に出てくるとされる「走馬灯」は出てきませんでした。その代わりと言ってはなんですが、遭難中の記憶がまったくないんです。
おそらく途中で生きることを諦めて、その記憶が遮断されたんじゃないかなと思うんですけど。
インド洋上での遭難時間は1時間、いや2時間だったのかな‥‥。そこも定かではない。
スリランカの田舎の漁村が持つ小さな帆船ですからエンジンも付いてないし、ライフジャケットも積んでない。「この船に乗ってたら危ない」と直感しました。
村の漁師たちもこんなに海が荒れたのは初めてだというし、彼らも遭難は初めての経験です。死を覚悟しましたけど、不思議とすごく冷静だったんですよ。流されるまま流されて漂着し、何とか運だけで助かった。
30年前のこの出来事が心霊体験の一つというよりも、「何で死ななかったのだろう?」というのが、ずっと疑問なんですよね。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
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