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記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉金縛り体験が見えない世界の入り口に
週刊アサヒ芸能の読者の皆さん、今号(2025年9月25日・10月2日合併号)から連載を始めることになった原田龍二です。
「その瞬間、瞬間を一生懸命に、楽しく生きることにこそ、意味がある」をモットーにしている僕が、今、興味のあることを中心に、33年にわたる芸能生活について、そして縁あって出会ってきた人たちのことなどを語っていけたらいいなと思っています。
まずは連載第1回、タイトルに沿ったテーマを話すとしたら、「人間、死んだらどうなる?!」ではないでしょうか。
これって地球上で生きている全人類にとって、不変かつ最大の謎だと思うんですよ。
子供の頃、死んだらどうなるということは、両親や他の誰にも聞かされてなかったですね。
ただ、僕が小学生だった当時は昼間から、放送作家で心霊研究家の新倉イワオさんが出演していた「あなたの知らない世界」(日本テレビ系)をはじめ、心霊を取り扱う番組がテレビで頻繁に放送されているのを見ていました。その土台があって、魔訶不思議なモノへの興味の入り口としてお話しするとしたら、僕が小学校の低学年の時に金縛りに悩まされてた時期がありました。
初めての金縛りにあった日、弟(本宮泰風)と同じ部屋で寝てたんですけど、弟にそのことを言わなかった。それから何度か金縛りにあっても誰にも言わなかったですね。
この現象が何なのかがわからなくて。急にグッと体が動かなくなるんじゃなくて、ある程度、予兆のパターンを感じます。
「ん、これは来る!」
足の方から徐々に痺れて最終的には体全体が金縛りにあうんです。
かといって体が動かない状況で、何かが見えるっていうことはない。
この現象、ずっと自分の中で答えを出そうとしたんですけど、だんだん怖くなってきたんですよ。
意を決して弟に話しても金縛りにあったのは僕だけだから理解されない。
祖父母と一緒に生活した時期があって、ある日、何かのきっかけでおばあちゃんにその話をしたんです。
2人の会話の中で“金縛り”というワードは出なかったけど、おばあちゃんは「成田山のお札をもらってきてあげるから、それを枕の下に入れて寝てごらん」と優しく言ってくれた。
おばあちゃんが買って来てくれたお札を枕の下に入れた夜から、金縛りはなくなったんです。
ただその時は「お札を入れたことによって“霊現象”が収まった」という理解ではありませんでした。今考えると、ただの気休めだったのかなとも思うんですよ。もちろん、それが霊現象だった、なんてことを言っているわけではないです。ピタッと収まったのは確かというだけで。それから現在まで一切、金縛りは起きてないんです。
月日が経つと、金縛りで悩んでいたことなどすっかり忘れてしまいました。
やがて中学生、高校生と成長しますけど、「あの時の金縛りは何だったのかな?」と思い出すことも友達に話すこともありませんでした。
でも、霊的な不思議な現象の話の中で振り返ると、そこが原点だった気がします。小学生だったあの時に、目に見えない世界みたいなものに興味を持ち始めたんです。
当時の心霊番組で幽体離脱という現象も紹介されてました。ものすごい憧れてましたよ。そんな風になるんだと。いまだにその憧れは持ち続けてます。
その知恵熱ならぬ心霊熱みたいなものは、最初の金縛りから40年以上経ってますが、冷めることもなく、かといって過熱しすぎることもなく、ずっと同じ温度を保って今まで来てますね。とは言え、どこか同じくらい冷めてるところもあるんですよ。
僕は「ニンゲンTV」というユーチューブチャンネルをやっています。心霊を撮影することを一大目標として、全国の心霊スポットと呼ばれる場所に赴いております。よかったら検索してみてください。
そのニンゲンTVのスタッフ、そして準レギュラーの人たちも動画の中ではいわゆる“霊障”と称される数多くの不思議な現象を経験しています。
謎の声や音が聞こえたり、何かの気配を感じたり。肉体的なことを言えば、頭痛や吐き気を催したり。
心霊の撮影が目的のチャンネルですが、同時にスタッフの安全を確保しないといけません。
ニンゲンTVのロケには悪魔と対峙し降参させる「降魔師」(を名乗る霊能力者)阿部吉宏さんに同行してもらっています。
阿部さんの霊に関する考察は尊重していますが、僕は今までに霊を見たことがありません。ですので、自分はニュートラルな立場でいたいと思ってるんです。
基本、ニンゲンTVは暗くなってからの撮影なので、ロケが終わると深夜2時や3時になるのはザラ。
極限状態から急には寝れませんし、頭の中、バッキバキで部屋に戻るんです。
「あれ? なんで頭痛くなったのか、あそこで感じた気配は何だったのか?」と考えてしまいます。
そうなるとスマホで調べずにはいられません。行きつく先は心理学ですよね。
心霊現象と心理学で検索すると、ある二つのワードが浮かび上がってきます。
まずは「パレイドリア現象」。視覚や聴覚で得た対象を実際とは異なる別の既知のものとして認知、解釈してしまう現象です。 例えば心霊がいるという触れ込みのトンネルの中に入ると、壁のシミが人の顔に見えてしまう。要するに錯覚ですよね。
二つ目は「ピグマリオン効果」。他者から期待されていると、期待された通りの成果を出す傾向がある効果です。動画の撮れ高を気にするがゆえに、何かが聞こえてしまったり、気配を感じてしまうことが心理学上考えられる。
錯覚だったんじゃないか? 思い込みだったんじゃないか? 自分で一回整理しておさらいします。誰よりも客観的で冷静でいたいんですよね。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
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