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記事全文を読む→楽天・則本昂大「海外FA権行使」で2013年の日本一を知る選手が「実質ゼロ」になる「甚大な影響」
チーム崩壊の第一歩か。それとも「新生・楽天」誕生のきっかけになるのか。楽天・則本昂大が、保持している海外フリーエージェント(FA)権を行使する意思を固めたという。
楽天一筋で通算120勝、48セーブの記録を持つベテランは、パドレスのダルビッシュ有やドジャース・山本由伸、カブス・鈴木誠也を抱える米大手代理人事務所ワッサーマンとすでに契約。昨年のオリオールズ・菅野智之と同じく、オールド・ルーキーとしてのメジャー移籍を視野に入れている。
則本のFA権行使は、ひとつの時代の終わりを意味する。地元マスコミ関係者は、
「これで楽天が2013年に日本一になった際のメンバーが、実質ゼロになります。田中将大は巨人に移籍し、美馬学はロッテでユニフォームを脱ぎました。岡島豪郎は引退して、島内宏明は戦力外通告を受けた。辛島航はいますが、肘のクリーニング手術を受けて、どうなるか分からない。まさにかつての栄光を知る選手が、チーム
にひとりもいなくなる事態が迫っています」
確かにチームにとって、新陳代謝は必要だ。一方で、日本一の熱狂を知る選手が存在することは財産となる。その経験はペナントレースで競った際に、必ず生きてくるからだ。スポーツ紙遊軍記者が言う。
「大ベテランの岸孝之はいるが、彼は生え抜きの楽天の選手ではないですからね。日本一当時の厳しい戦いぶりや地元ファンの熱狂を、若手選手に伝えることはできないでしょう」
則本のFA権行使は、楽天の今後に悪影響を及ぼす可能性がある。今季が2019年から結んだ7年契約の最終年だが、56試合に登板して3勝4敗16セーブ10ホールド、防御率3.04と健闘した。昨年は32セーブで最多セーブのタイトルを獲得しており、まだまだ貴重な戦力だ。来季以降もチームに必要と考えるなら、契約が終わる前のシーズン途中に球団と則本が話し合い、契約延長の合意があっても不思議ではなかった。
球団の歴史がまだ浅く、絶対的なOBの数が少ない楽天にとって、則本は将来の貴重な監督候補だったはず。将来のチーム作りにも累が及びかねない。
(阿部勝彦)
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