エンタメ
Posted on 2025年10月19日 08:30

観光客は喜ぶけど…韓国「激安食べ放題」ブーム到来でもあっという間に閉店する「日本との決定的な違い」

2025年10月19日 08:30

 日本人の海外旅行先として人気が高いお隣の韓国で今、激安の食べ放題店が次々と登場している。韓食バイキングから焼肉バイキングまで、1人1万ウォンから3万ウォン(約1060円から3200円)程度で食べ放題というコスパ天国。SNSを通じて海外に知られ、日本人観光客の投稿も多い。物価高の韓国では、こうした格安ランチがビジネスマンの味方となっている。

 しかし一方で、安さ勝負の飲食店が長続きしない現実がある。ソウル中心部の家賃は高く、最低賃金は時給1万ウォン前後。さらに輸入食材の価格が上昇し、原価率は高止まりしている。採算ギリギリで運営する店は、半年も経たずに姿を
消すことが珍しくない。

 筆者が通っていたカジュアルワインバーも、一杯300円から600円という手軽さで若者客を中心に繁盛していたが、久しぶりに訪ねると跡形もなかった。安くてお得な店ほど、いつの間にか消えている。そんな光景がソウルでは珍しくないのだ。弘大でカフェを営む30代の女性店主が、厳しい実情を明かす。
「SNSで話題になると、最初の1、2カ月はお客さんが殺到します。でも原価が高いから、利益が出ない。結局、話題が尽きたら閉める…これが現実です」
 事実「SNSで話題になったカフェに数カ月後に行ってみたら、もう別の店になっていた」なんて話をよく耳にする。

 興味深いのは、日本では食べ放題文化が定着している点だ。焼肉チェーンやし
ゃぶしゃぶ店、ホテルバイキングなど、長年、同じ価格帯で営業を続ける店は多い。
 その背景には仕入れルートの安定、メニューの定型化、そして「ほどほどの安さで品質を守る」という日本的な経営感覚がある。ところが韓国では、話題性とスピード感を優先し、短期勝負で利益を回収するビジネスモデルが主流。結果として「安くてうまい」が一時のブームで終わってしまうのだった。それが必然といえば必然なのだが。

(旅羽翼)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年03月01日 08:15

    毎晩、家族でテレビを囲む。その画面の向こうで、こちらも「見られている」かもしれない。そんな話が近年、じわじわと広がっている。「盗聴装置が仕込まれている」「スパイ機器だ」……。SNSに流れる過激な言葉をそのまま受け取る必要はない。だが「スマー...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年03月01日 08:30

    3月16日の確定申告期限が刻一刻と迫る中、国税当局が不穏な動きを見せている。ターゲットは、SNSやマッチングアプリを主戦場に男性らから多額の「手当」を吸い上げるパパ活女子、そして華やかな生活を売りにするインフルエンサーたちだ。かつては「男女...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    エンタメ
    2026年03月03日 07:00

    小学館の漫画アプリ「マンガワン」をめぐる問題が、波紋を広げている。発端は、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反で罰金刑を受けていた漫画家が、別名義で新連載を開始していたことだ。編集部は起用判断の不備を認め、当該作品の配信停止と単行本の出荷停止を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/24発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク