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記事全文を読む→「化けの皮を全て剥がす」韓国・特別検察が意気込む尹錫悦前大統領夫人「16の疑惑」旧統一教会と癒着・株価操作・選挙不正介入・サウナ値切り倒し…
夫は内乱罪や海兵隊員殉職事故(2023年7月)をめぐる容疑で取り調べを受け、妻は16に及ぶ疑惑によって捜査対象に。その中身は、旧統一教会から高級ブランドバッグやダイヤのネックレスなどを受け取った見返りに、教団の海外事業に政府の援助を…という斡旋収賄、輸入車ディーラー「ドイツ・モーターズ」の株価操作、そして国政選挙における政治ブローカーの不正介入…といったものだ。
そんな韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と、前ファーストレディー・金建希(キム・ゴンヒ)氏は、表舞台から排除されてなお、苦境に立たされている。
金建希氏は6月からうつ病などを理由に、ソウル峨山病院に入院。特別検察官による召喚、事情聴取を頑なに拒否し続けてきた。そしてその間にも、修士論文が盗用で学位が取り消されたり、NATO訪問の際に着用した「ヴァンクリーフ&アペル」のネックレスが「バッタもん」だったなど、スキャンダル報道が次々と湧いて出たのだった。
いや、それだけではない。漢南洞官邸と大統領執務室へのサウナ設置の際、工事業者が示す見積もり代金4500万ウォン(約480万円)を値切り倒した夫人が「現金で3000万ウォン(約320万円)払うからまけてほしい、と迫った」との証言が。権力を笠に着て業者に圧力をかけるとはナニゴトかと、夫人に対する世論の怒りは日に日に激しさを増していった。
その夫人が8月6日、ついに特別検察官の捜査チームに初出頭したのである。
尹氏が夫人と結婚したのは、すでに50歳を過ぎていた2012年。検察官出身でゴリゴリの堅物だった尹氏に対し、夫人は莫大な資産を有する実業家、投資家として知られていた。ただ、ファーストレディーになった直後から「スキャンダルのデパート」と揶揄され、尹氏にとっての最大のウィークポイントとなっていた。
韓国の政治情勢に詳しい国際ジャーナリストが解説する。
「尹氏はひと回り年下の夫人を溺愛。結婚当初、貯えがない尹氏を、夫人が運用していた株で『食わせていた』のは有名な話です。つまり尹氏にとっては、夫人は最愛の人であると同時に、恩人でもあった。そのため、昨年12月の非常戒厳令宣布の際には、スキャンダルまみれの夫人をこれ以上、晒しものにしたくない、との思いがあったのではないか、という指摘が出ました」
というのも、戒厳宣布を受けて「布告令」が発令されれば、全てのメディアが統制を受け、違反者に対しては令状なしで逮捕や拘禁、捜索が可能になる。当所は夫人の窮地を救うために…といった、まことしやかな報道があったのだ。
「特別検察官としては、時間的にみて今回の召喚で16件全ての疑惑を追及できないとして、複数回に分けての出頭を要請していますが、夫人側が今後、健康上の理由を持ち出すのは間違いない。特別検察は8月1日、尹氏に対しても逮捕状を執行していますが、強硬な抵抗によって実現せず、再執行を検討中だとされています。はたして夫人の聴取もこの先、どうなるか。ただ、特別検察官は『夫人の化けの皮を全て剥がす』と息巻いていますから…」(前出・国際ジャーナリスト)
韓国ドラマよりも生々しいドロドロの攻防に、怒りに満ちた韓国国民の視線が注がれている。
(灯倫太郎)
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