1リットル近いアイスコーヒーが、なんと400円前後。この「バグった価格」とボリュームで日本のビジネスマンの心をつかんでいるのが、韓国発のコーヒーチェーンだ(写真はソウルの街中カフェ)。2025年に日本へ上陸した「マンモスコーヒー」は席を設け...
記事全文を読む→「ニュートロ」って知ってる?「映える昭和文化」が韓国で大ブーム!若者が熱狂する「くすんだ看板・カセットテープ・100年前の建物・演歌」
「最近の若い子は何を考えているのか、さっぱり分からない」
そんな愚痴をこぼすことが増えた中高年は多いだろう。だが、ちょっと待ってほしい。なんと韓国では今、昭和世代が慣れ親しんだ文化が、若者たちの間で一大ブームを形成しているのだ。
街を歩けば、そこかしこに「ニュートロ(Newtro)」という言葉が溢れている。これは、「New(新しい)」と「Retro(懐かしい)」を組み合わせた造語で、レトロなものをあえて新鮮に楽しむスタイルのことだ。日本でも平成の終わり頃からレトロブームが静かに盛り上がりを見せていたが、それが数年前から韓国でも火がつき、今や独自の進化を遂げている。
喫茶店のような内装、くすんだ色味の看板、そしてカセットテープと、昭和生まれにとっては当たり前だった風景が「エモい」「おしゃれ」と、今や「映える小道具」として再評価されているのである。
ソウルの益善洞(イクソンドン/写真)では、韓屋(ハノク)と呼ばれる韓国の伝統家屋が、カフェやベーカリーに生まれ変わっている。100年以上前に建築された建物もあり、その風情ある空間で塩パンやあんバター食パンといった懐かしい味を、SNS映えするビジュアルで提供している。
聖水洞(ソンスドン)エリアでは、かつての工場街がオシャレな雑貨店や立ち飲みバーへと変貌。天井むき出しの無骨な空間で、マッコリや焼酎をちびちびと飲む。店内ではスマホで撮影する日本人の女性グループが。今どきの若者にはそれが新鮮に映るのだから、不思議なものだ。
そして夜、ポジャンマチャ(屋台飲み)の赤ちょうちんの下では、韓国おでんの匂いに包まれながら、昭和演歌風のBGMが静かに流れる。言葉が分からなくても、空気と酒は通じ合うのかもしれない。
懐かしいというより「どこか落ち着く」。きっとそれが、血のどこかに刷り込まれている「昭和DNA」なのかもしれない。
(カワノアユミ)
アサ芸チョイス
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