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記事全文を読む→原田龍二「誰がなんと言おうと霊はいる!」〈今週の龍言〉温泉番組の主役は温泉。浸かってる人間はワキ役です
全国の温泉を約300カ所訪問して、ようやく「温泉俳優」として認識されるようになってきました。
温泉の達人と呼ばれる方たちからすれば、300カ所では“生ぬるい”でしょう。それでも、温泉俳優の名に恥じぬよう、楽しく語れる温泉をもっと増やしていこうと思っています。
ところで、旅番組の入浴シーンで「撮影のためにバスタオルを着用してます」というテロップが出されることは、僕にとっては屈辱なのです。決して好感度を気にしているわけではなく、本当にその行為を自分がやりたくないだけ。
「なんだよ、芸能人だから特別なの?」
とは、思われたくないんです。
タオル問題を考えるきっかけになったのは「ぶっつけ本番!ローカル線バスの旅」(2012年 BS-TBS)という番組です。
番組の趣旨は路線バスを使って信州を縦断、新潟・糸魚川市で「日本海に沈む夕日を見る」ことでした。
寄り道も目的地までのルートも自由で、温泉に入らなければいけないという縛りもありません。
2泊3日の間、ひたすら地元の人や旅人たちからおいしい食べ物や宿の情報を聞き込み、映える場所を見つけて適当にバスを下車して散策する。本当にぶっつけ本番の番組でした。
三波豊和さんとの2人旅の道中、バスの運転手さんが「小谷村は日本のチベットみたいなところ」と教えてくれたので、温泉露天風呂がある小谷村の雨飾高原を目指しました。
その雨飾高原の露天風呂は、秘湯と呼ばれる小谷温泉よりもさらに奥にある秘湯中の秘湯。ブナ原生林の中に作られた山道を歩いてようやくたどり着きました。
寸志を箱に入れて、囲いと棚しかないシンプルな脱衣所で服を脱ぎ、「さあ入浴!」という段になったら豊和さんはバスタオルを腰に巻いていました。
さすが旅番組の達人です。温泉に浸かるシーンを撮影することを想定済み。
僕はタオルを持ってこなかった。番組タイトルに温泉の文字がなかったので、温泉に浸かるという前提で来てなかったんですよ。
バスタオルで前を隠す豊和さんの後ろについていきましたが、脱衣所から素っ裸で湯船に入るわけにもいきません。
周りはブナの原生林に囲まれていたので、とっさにそのブナの葉っぱを引きちぎって股間を隠しました。
イチジクの葉っぱで隠したアダムとイブもビックリでしょうが、もちろん、
「葉っぱで隠したらウケますよ」
などという事前の打ち合わせはなし。完全に僕のアドリブでした。
この時、タオルを巻かないで、葉っぱで巻いたら自然と一体化して温泉に浸かる気持ちよさを体感しちゃったんですよ。そもそも銭湯や温泉のマナーとして、タオルは湯船に入れてはいけないものですからね。タオルをしたまま湯船に入るのはあくまでもテレビ側のルール。本来は僕のほうが正しいんです。
湯船に浸かったあとは、脚を組んで太ももで隠したり、そういった自然な方法で隠すようにしています。
先日、「5時に夢中!」(東京MX)で中尾ミエさんと群馬の湯宿温泉で混浴に浸かってきました。
混浴ですので、ミエさんに僕の股間を目撃されるというハプニングもありましたが、芸能界の大先輩の前でも「湯船の中ではノータオル」のポリシーはしっかりと貫きましたよ。
そして温泉に浸かるのに「体を鍛えすぎない」のも僕の重要なポリシーの一つ。
俳優ですから、お芝居は自然にしなきゃいけないと思っているんです。誰に教わったわけでもないんですけど。例えば台本に、《自分の前に物が落ちてくる》と書いてあったとします。物が落ちてくるのがわかってるわけですから、
「あっ、落ちた」
さりげなくするのがお芝居。自然とそこに持っていく。やっぱり自然というのがテーマなんですよね。
ムキムキすぎるのは自然じゃないし、かといってたるみすぎてるのもどうか‥‥。でも、どっちかと言えばたるみ寄りのほうがいいのかなと思います。年相応の体が自然なんですよ。
「ああ、だから鍛えてるのか‥‥」
気持ちが見えちゃうの嫌なんですね。あくまでも温泉番組の主役は温泉なんだから、浸かってる人間は脇役に徹さないとダメ。
バスタオルで湯船入っている人を見ると、バスタオルを巻かずに入りたいなと思うし、バキバキに鍛えている人が温泉やサウナに入ったりしてると、
「こういう体型にはなりたくないな」
と、反面教師にするところがありますね。
ほかにも、温泉のことを勉強しないようにしています。泉質は調べればわかるし、一度浸かってしまえば泉質の能書きなど意味がない。旅人が視聴者の方に伝えなきゃいけないのは、気持ちよく浸かっている姿を見せることだと思うんですよね。
それは旅番組の食レポも同じ。牛肉のステーキを、
「どうですか?」
と今さらコメントしても視聴者の皆さんもおいしいステーキを食べてるし、あえて説明する必要ない。ただ、おいしく食べてる表情を見てもらうのが僕はいいなと思うんですよ。
もちろん牛じゃなくてアルマジロの肉だったら、ちゃんとレポートしますよ。こんな匂いで、歯ごたえがどうだとか、何かに似てる味だとか、細かく説明する必要がありますけどね。
「相席食堂」(朝日放送系)で自然の草だけを食べる牛の牛乳を飲んだ時に、
「おいしい。難しい言葉で形容しないほうがいいおいしさ。単純においしい」
と言ったんですよ。
おいしいとしか言わない人間がいてもいいんじゃないかと思って。千鳥の2人は存分に弄ってくれましたね。実際、牛乳は過去イチでおいしかったし、弄られるのもおいしかったですよ。
そういったことをどこか頭の片隅に置いていただいて、「湯ったり温泉バラエティ 原田龍二の日本全国!湯一無二」(東京MX)を見てください。ユーチューブでも配信中です。
原田龍二(はらだ・りゅうじ)1970年生まれ。東京都出身。92年ドラマ「キライじゃないぜ」で俳優デビュー。「水戸黄門」「相棒」シリーズなど出演多数。温泉バラエティ「湯一無二」(MX)のほかユーチューブ「ニンゲンTV」ではゴーストハンターとしても活躍中
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