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記事全文を読む→「屈指の巧打者」吉田正尚が苦戦したのに村上宗隆と岡本和真はなぜメジャーリーグに挑むのか
村上宗隆と岡本和真は本当にメジャーリーグで通用するのか――。日本人のメジャーリーグ挑戦をめぐっての、プロ野球界における目下のテーマに、コレがある。既に複数の球団がポスティング移籍先の候補として挙がっているが、比較対象として語られる選手に、2023年にレッドソックスに移籍した、吉田正尚がいる。
吉田はオリックス時代に2度の首位打者タイトルと、5度のベストナインの座を獲得。卓越した打撃技術を誇る巧打者として知られる。
メジャー1年目は打率2割8分9厘、15本塁打、72打点と一定の結果を残したが、2年目は108試合の出場にとどまり、今季は右肩痛の影響でわずか55試合で打率2割6分6厘、4本塁打、26打点と苦しいシーズンだった。「パワー不足と守備の不安が評価を下げた」との指摘があるが、そこで浮上するのが「なぜ吉田が苦戦したのに、村上や岡本はメジャーを目指すのか」だ。吉田が苦戦したことから、村上や岡本にも「同じように通用しないのでは」との懸念が生まれているのである。
村上には「三塁の守備力はメジャーでは低水準」、岡本には「メジャーの変化球に対応できない」といった指摘がある一方で、「吉田は5年124億円の契約を勝ち取った」「藤浪晋太郎でも4億円を手にした」と、金銭的なリターンを理由に、挑戦を支持する向きもある。
確かにイチローや松井秀喜のように成功した選手がいる一方、田口壮や川崎宗則のように苦しんだ例も。日本人打者が活躍できるかどうかは、実力だけでなく「適応力」が重要になってくる。
もっとも、村上には圧倒的な飛距離を誇るパワーがあり、岡本には安定した打撃技術と勝負強さがある。吉田と共通するのはミート力の高さだが、決定的に違うのは「年齢」と「成長の余地」だ。村上は25歳、岡本も29歳とまだ伸びしろがあり、守備や対応力を磨く時間は十分に残されている。
メジャーリーグ公式サイト「MLB.com」が発表した「今オフのFA選手ランキング」によれば、上位30人のうち、日本人選手は4人。村上は8位で、岡本は16位。村上の移籍最適球団はドジャース、マリナーズ、ヤンキースで、岡本はカブス、メッツ、ヤンキースとなっている。ともに体格やパワーの面では吉田を上回り、日本人打者の評価を押し上げる存在になるかもしれない。
吉田が味わった苦境をどう生かすのか。2人の新たな挑戦者に期待したい。
(ケン高田)
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