スポーツ
Posted on 2025年11月22日 12:00

【マイルCS】秋GIは関東馬が5連勝中だけど…絶好調C・デムーロの腕と「前走・富士S組」の実績

2025年11月22日 12:00

 JRA秋のGIはスプリンターズS(ウインカーネリアン)⇒秋華賞(エンブロイダリー)⇒菊花賞(エネルジコ)⇒天皇賞・秋(マスカレードボール)⇒エリザベス女王杯(レガレイラ)と、関東馬が5連勝中だ。今、関東馬に追い風が吹いていることは間違いない。
 ただしトータルで見ると、関西馬が優勢だ。先週終了時点で3071レースが行われたが、関東馬の1308勝対し関西馬は1768勝(1着同着レースあり)。一時期よりは改善したとはいえ、相変わらず関西馬が強い。馬券で勝つためにも、これは覚えておきたい。

 今週はマイルチャンピオンシップ(GI、京都・芝1600メートル)が行われるが、こちらは関西馬が3連勝中だ。それも前走で富士Sを使った馬が勝利している。今年、それに当てはまるのは6頭。当然ながら、1着ガイアフォース、2着ジャンタルマンタル、3着ソウルラッシュに人気は集まる。

 その3頭では、去年のマイルCSで2着馬に2馬身半差をつけて勝ったしたソウルラッシュを推したい。富士Sでは3着に終わったが、骨折明けで59キロを背負ってのものだった。その後、放牧を挟んで調整され、気配は確実に上向いている。
 そしてなにより強調できるのは、絶好調のC・デムーロが騎乗することだ。3走前のドバイターフ(GI)でコンビを組み、あのロマンチックウォリアーを負かしている。これほど頼りになる助っ人はいないだろう。

 最大のライバルは、マイルGIを3勝しているジャンタルマンタル。このコースは2戦2勝と、得意としている。スッと好位を取れて、立ち回りがうまい。休み明けの富士Sは余裕残しの作りだったためガイアフォースを捕まえることができなかったが、馬体が引き締まった今回は、前走以上の走りを期待できる。力を出し切れれば、首位争いは必至だ。

 関東馬は7頭が出走するが、最も期待を持っているのは、ルメール騎乗のアスコリピチェーノ。大きな不利がありながら2着になったNHKマイルC(2024年5月)を見る限り、勝ったジャンタルマンタルとの力差はない。外回りの京都コースは、末脚勝負のこの馬に向いている。阪神JF(2023年12月)を勝った時と同じく栗東で調整を進めてきたのも、吉と出そうだ。

 穴なら前走GⅡスワンSをレコード勝ちしたオフトレイル。ベストは1400メートルだが、この時ぐらい折り合えるなら、マイルでも大丈夫だろう。京都コースは3勝、2着3回、3着1回と、全て馬券圏内。馬体はデビュー時に比べて30キロ以上増え、すっかり逞しくなっている。

 では、グッドラック!

(兜志郎/競馬ライター)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/11/18発売
    ■530円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク