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記事全文を読む→警戒度MAX!毎年冬に中国系観光客が押し寄せる北海道・小樽「雪の無人駅」の「死亡事故とトラブル」
札幌などの都市部でも、すでに雪が降り始めている北海道。本州以南よりもひと足早い冬の訪れを告げているが、冬の北海道は雪景色やウインタースポーツを目当てに訪れる外国人観光客が特に多い。オーバーツーリズムの問題は他の季節以上にやっかいで、関係各所を悩ませている。
札幌から小樽に向かう途中にあるJR函館本線の朝里駅(小樽市)は、この区間で利用客が最も少ない無人駅だ。それなのに毎年、雪のシーズンになると中国や香港、台湾からの中華系外国人客が大挙して押し寄せる。駅の近くに観光スポットはなく、彼らの目的は朝里駅そのものだ。いったいどういうことなのか。
実は2015年公開の、中国のオムニバス映画「恋愛中的城市」(邦題:恋する都市 5つの物語)の「蜜月」という作品の舞台になった駅なのだ。雪に覆われたプラットフォーム、目の前に広がる海が幻想的でロマンチックだとして、中国や香港、台湾で話題に。以降、北海道を訪れる中華圏の旅行者が集まるようになり、その数は年々増加。現在では完全に聖地と化した定番スポットなのである。
さながら「北の国から」シリーズの舞台となった富良野に日本人観光客が訪れるのと似たような状況だが、朝里駅はあくまで駅であって、観光名所として整備されているわけではない。しかし冬場には大勢の外国人が押しかけ、ホームや駅周辺で記念撮影を行っている。
札幌~小樽間は北海道内でも特に運行列車の多い区間。首都圏や関西圏などで設置が進むホームドアなどはなく、通過する快速列車が警笛を鳴らすことは日常茶飯事だ。
事実、今年1月23日には駅近くの踏切内で撮影していた60代の中国人女性が列車にはねられ、亡くなっている。筆者は事故後に朝里駅を訪れ、外国人観光客に話を聞いたが、事故のことを知っている者は半数もいなかった。
こうした状況に小樽市は、中華系外国人が特に増える2月と3月の2カ月間、朝里駅に警備員を配置すると、今年2月の時点で発表。JR北海道は踏切前に英語と中国語、韓国語で表記された注意喚起の看板を設置している。
観光客が来ることは鉄道会社や地元自治体にとって喜ばしい一面があるが、同時にトラブルが起きないかと注視しているのも事実。外国人観光客がルールやマナーをきちんと守るかどうかだ。
(高島昌俊)
アサ芸チョイス
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