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記事全文を読む→阪神VSソフトバンク「日本シリーズ番外編」開戦!「デュプランティエまで奪われたくない」残留交渉と横ヤリ
阪神とソフトバンクの対戦は、まだ続いていた。
プロ野球各球団の保留者名簿が発表された。それは「日本シリーズ第3ラウンド」の始まりでもあった。
「台湾プロ野球・味全の右投手、徐若熙(シュー・ルオシー)のソフトバンク入りが決まりました。ソフトバンクは3年12億円以上を提示したとされ、徐若熙サイドが日本ハムに断りの連絡を入れたと伝えられています。阪神も徐若熙に対し、熱心な視察を続けてきました。マネーゲームになったので、争奪戦から降りてしまったわけです」(パ・リーグ関係者)
保留者名簿とは、来季も契約する選手リストのことだ。その名簿から漏れたということは、他球団との交渉がOKになったことを意味する。
日本シリーズは1勝4敗で阪神がソフトバンクに敗れ、台湾158キロ右腕の争奪戦は途中棄権。そして第3ラウンドは、阪神の保留者名簿からジョン・デュプランティエが漏れていたため、ソフトバンクが獲得に乗り出すというものだ。阪神は保留者名簿の提出期限までに契約をまとめられなかったのだが、残留交渉は続けている。デュプランティエまで奪われたくない、というのが阪神側の心境だろう。
「ソフトバンクは今季14勝の有原航平がFAとなり、他球団に移籍あるいはメジャーリーグへの再挑戦を目指すため、先発投手の補強は急務です。デュプランティエは三振を奪える魅力な先発投手。有原に出していた年俸4億円分(推定)をそのままデュプランティエに出すくらいの高額提示になるでしょう」(スポーツ紙記者)
デュプランティエの今季推定年俸は1億1600万円。当然、阪神側も大幅昇給での残留交渉を進めているはずだ。しかし「デュプランティエ争奪はマネー戦争になる」という見方に対し、首をかしげる向きもある。
「ソフトバンクの保留者名簿を見ると、スチュワート・ジュニア、モイネロ、オスナ、ヘルナンデスの外国人投手4人が入っていました。モイネロは来季中に国内FA権を取得しますが、徐若熙に加え、さらにデュプランティエまで獲ったら、外国人投手だけで6人を抱えることになります。現状ルールで1軍登録できるのは5人まで。徐若熙の契約規模を考えると、1軍で使ってくるでしょう」(ライバル球団スタッフ)
外国人選手の1軍登録枠を根拠に、ソフトバンクのデュプランティエ獲得自体が疑われているのだ。とはいえ、デュプランティエに興味を持つ国内球団は、ソフトバンクだけではないようだ。
「デュプランティエは坂本誠志郎捕手のリードを絶賛していました。自身が日本で成功できたのは彼のおかげだ、と話しており、残留の可能性は高いと思います」(阪神球団関係者)
とはいえ、保留者名簿の提出期日前に阪神側の昇給提示を受け入れなかったのは、デュプランティエに「他球団の評価も聞いてみたい」思いがあったからだろう。米球界への帰還か、それともソフトバンクが強行に交渉を進めてしまうのか。阪神には第3ラウンドで意地を見せてもらいたい。
(飯山満/スポーツライター)
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