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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈タイセイボーグが頂点に立つ〉
2歳牝馬による総決算!その女王決定戦である阪神ジュベナイルフィリーズが今週のメイン。舞台は阪神の芝1600メートルで、今年も評判の素質馬がそろい、熱のこもった見応え満点のレースが見られそうだ。
登録馬は新馬―特別を圧倒的な強さで連勝したアランカールを筆頭に、目下連勝中のアルバンヌ、前走の重賞で2着に好走したショウナンカリス(ファンタジーS)、スターアニス(中京2歳S)、ミツカネベネラ(アルテミスS)などが有力候補と見られているが、デビュー戦を飾ったばかりの厩舎の期待馬も少なくなく、馬券的にもおもしろみは満点だ。
まずはデータを見てみよう。02年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は7回(馬連は5回)。比較的順当に決まっているように思えるが、この間、1番人気馬は8勝(2着2回)、2番人気馬は2勝(2着4回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は3回のみ。
昨年は5番人気、8番人気、7番人気で決着したように、近3年で1番人気馬が馬券に絡んだのは22年だけで、その際も2着に12番人気、3着が10番人気馬で3連単の配当は17万円を超える波乱の決着だった。
このように決して堅くない傾向を踏まえると、穴党にとって食指が動く一戦と言っていいだろう。
抽選対象馬(13分の7)も多く、いろいろと悩むところだが、最も期待を寄せてみたいのは、タイセイボーグだ。
前走のアルテミスSは3着。しかし、ゲート入りの前、落ち着きを欠いた場面があり、結局、出遅れた。1番枠だったため、道中は揉まれてスムーズな競馬ができずじまい。それが最後まで響いた格好で、早めに馬群をさばけていたら‥‥と思わざるをえない残念な結果に終わってしまった。
それでもメンバー中、最速の上がり脚を駆使して2馬身差の3着に食い込んだのは評価していいはず。力は間違いなくあり、ここはあらためて狙ってみたい。
この中間はいたって順調。短期放牧を挟んでしっかりと調整されてきており、追われるたびにスムーズな走りを披露している。1週前の追い切りは軽快でリズミカル。まずは上々の動きと言っていいだろう。
松下調教師の評価もなかなかだ。
「デビュー前は少しひ弱さがあったが、そんな状態で新馬戦を勝ち上がってくれた。その後はオープンと重賞2戦で②②③着。使われるたびに筋肉がつき、成長してきている。まだまだこれからの馬だが、マイルの距離で大成してくれると期待している」
血統的に見ても、オープンで活躍したダノンメジャー(京都2歳S2着)を兄に持つ馬だが、母系はなかなかで、ヴァジラバド(GⅠロワイヤルオーク賞連覇)が近親にいて、一族に欧米のGⅠ勝ち馬が多くいる血筋。また、安田記念、マイルCSを制したインディチャンプが父であることを思えば、ここは格好の舞台でもある。よほどの道悪にならないかぎり、頂点に立っていい馬だ。
相手の筆頭はアランカールだ。新馬戦は2着馬に4馬身、前走は3馬身半と2戦続けて圧勝劇を演じて強烈な印象を残しており、そのうえ、母はオークス馬のシンハライト。チャンスは大いにあっていい。
穴中の穴は、ミツカネベネラ。新馬戦を勝ち上がったあと、いきなりの重賞で2着したのは力があってこそ。3代母が北米GⅠ3勝馬という血統馬で、レースセンスがあり、素質のよさが感じられる。この中間も順調に乗り込まれており、軽視は禁物だ。
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