社会
Posted on 2025年12月28日 18:01

六代目山口組「7年ぶりに“事始め式”が復活!」(2)組指針が10年連続「和親合一」に

2025年12月28日 18:01

 軽い休憩を挟み、いよいよ事始め式が始まった。司会進行は安東美樹若頭補佐(二代目竹中組組長)が務め、まず全員で物故者へ黙禱を捧げ、山口組綱領が唱和されたという。

 納会では行われていなかった重要な盃儀式も、久々に復活したという。司組長が気持ちだけ含んだ盃を、舎弟と若中を代表して森尾舎弟頭、竹内若頭が飲み干し、親分への忠誠を改めて誓ったのだ。

 さらに、恒例の組員代表による挨拶では、

「竹内若頭から司組長に、1年間の感謝を伝えたそうです。110年続く山口組を取り巻く状況は今後も厳しくなるだろうが、今まで以上に一致団結し、前進する必要がある。それは司組長の指導あっての賜物だ、という旨の言葉だったと聞きました」(地元関係者)

 この挨拶を受けて、司組長から「親分の言葉」が発せられた。

「こうして今日おめでたい日を迎えることができたのも、皆の日頃の精進のお陰。これからも一枚岩で、気持ちを新たに組を盛り立ててほしい」

 という内容だったという。また、発表された令和八年度の組指針は「和親合一」であった。田岡一雄三代目の時代に掲げられた綱領にある言葉で、今回で10年連続、同一の組指針となった。

「六代目山口組はこれまで『分裂抗争中は組指針を変更しない』としてきました。だが、こうして事始めを復活させても『和親合一』を継続しています。今年4月の分裂抗争終結の宣言で一区切りはついたものの、特定抗争指定は解除されない現状、真の意味で分裂問題は終息していないという考えなのかもしれません」(ジャーナリスト)

 新直参の紹介や諸事報告などを経て、事始め式は終了。その後は宴席が設けられ、元直参で八代目会津小鉃の髙山誠賢会長も参加。コンパニオンが華を添えての会食となった。カラオケの余興もあり、各ブロックの代表や新直参がマイクを握る。大トリで司組長も美声を披露、喝采を受けた様子が建物の外にまで聞こえてきた。例年以上に盛り上がった祝宴は午後2時過ぎにようやく散会となった。

 司組長の見送りに姿を見せた直参衆は、一様に笑顔を見せて、リラックスした様子だった。その輪の中を退出した司組長は執行部の面々に声をかけて車両に乗り込む。瞬間、表情を引き締めたように見えた。

「司組長は新執行部とともに“戦後処理”に向けて決意を固めていると言われます。組員の精神的な支柱として立ち続け、歴代組長が乗り越えてきた責務を自身も果たすべく、決意を新たにしたに違いありません」(地元関係者)

 こうして六代目山口組は、激動の1年を締めくくり、26年へと向かうのだった。

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