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記事全文を読む→楽天・三木肇監督を悩ませる「FA宣言したけどいまだオファーが届かない則本昂大と辰己涼介」チーム編成を確定できない宙ぶらりん
いまだ去就が決まらない楽天・則本昴大は海外FA権を行使し、メジャーリーグを中心に移籍先を探しているが、現状では目立った進展は見られない。メジャーリーグを取材するスポーツライターが、展望を読む。
「当初はウインターミーティング直後にもメジャー挑戦の可否のメドが立つと思われましたが、アメリカの移籍市場はやや停滞しており、年明けにずれ込む可能性が高い。ただ、日本で13年間プレーし、通算1838イニングで防御率3.12という実績を考えれば、獲得に乗り出すチームはあるかもしれません。メジャーリーグを最優先に考える則本は、好条件にはこだわらないでしょう。お手軽価格でいいなら、アッサリ決まる可能性はある」
スポーツ紙デスクは、ベテラン豪腕を次のように評する。
「則本ほど使い勝手のいい投手はいない。先発、中継ぎ、抑えのどこでも使えるし、5年連続奪三振王の実績がある。35歳という年齢を考えれば長期的な活躍は望めないかもしれませんが、今季も56試合に登板して3勝4敗、16セーブ、10ホールド、防御率3.05と安定した成績を残している。どのチームにも貴重なピースになる。もしメジャー移籍が叶わず日本でプレーすることになれば、争奪戦に発展するのは間違いありません」
これまでチームを支えてきた則本が離脱するのは、楽天にとっては痛手となる。石井一久GMは「当然、残ってもらいたい」と話し、継続的な残留交渉を行っていると明かしているが、現場はさらに深刻だ。
抑え候補には藤平尚真がいるが、来季から固定するにはまだ心もとない。三木肇監督はそんな現状を踏まえ、
「現段階では抑えを固定するには至っていない」
と話すのみだ。
楽天は前田健太を補強し、Aクラス復帰への意欲を燃やしているが、FA宣言した辰巳涼介の去就も決まっていない。前出のスポーツ紙デスクは、
「なんだかんだいって、キャンプインまでもう1カ月ほどしかない。そんな段階でチーム編成が確定していないのは痛い。球団はヤキモキしていますよ」
来季のパ・リーグは、3連覇を狙うソフトバンクを中心にペナントレースが進むだろうが、則本の存在がそこに少なからぬ影響を与えかねないだけに、FA交渉がどう決着するか、大いに気になるのである。
(阿部勝彦)
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