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記事全文を読む→衆院選「政治家ファースト」な呆れた“裏”事情全部書くッ(3)「中道」か「立民」か「公明」か
立憲民主党と公明党が比例での選挙協力どころか、新党結成まで決断するとは、本当に驚かされた。ただ率直に言っていい結果は出ないだろう。新党の周知期間が短すぎる。これまで「公明党」と書いていた支持者が突然「中道」と書けと言われても、なかなか理解してもらえない。
民主党が、国民民主と立憲民主に分裂して約6年経っても、いまだに「民主党」と書いてしまう人は多い。毎回“按分票”で揉めていたようだが、ちなみに今回は「民主党」票はすべて国民民主になる。
参議院では政党交付金の関係で、公明と立民は現状のまま党として残っている。となると比例票の「公明」「立憲」は既存政党の名前になり、中道の票にはならない。比例名簿上位には軒並み公明党の候補者が並ぶ。立民の候補者は小選挙区で勝たない限り当選への道のりは険しく、モチベーションが上がらないとの声もよく聞く。
そんな新党に噛みついたのが、原口一博議員だ。立民に離党届を出すと同時に中道へ入党しろという方針に対して、「そんな党に誰が入るか!」と啖呵を切った。両院総会に同席した秘書仲間によると、中道入党は決して強制したわけではないようだけれど、離党届と入党届を同時に出すなんて基本、ありえない。
原口氏は悪運が強いことでも知られる。大病を克服したこともあるけれど、長年の対抗馬だった福岡資麿議員(自民党)が参議院に鞍替えして以来、選挙は無敵。「選挙が強い人は、主張も強い」とは麻生副総裁の言葉だけれど、SNSなどでの謀略めいた発言があろうとも当選して政界に居続けているのはすごいことだ。党の人気に乗っかるだけの比例選出議員とは違う。
しかし、選挙に強い政治家にありがちなのは、秘書への当たりの強さ。議員会館でも「仕事ができない」と秘書を𠮟責し続ける声を聞く。以前の政策秘書もそれでまいってしまったようで、現在の秘書も心なしか髪の毛が‥‥。また、原口氏は友人が少ないと秘書仲間の間で語られ、どうも交友が得意ではない様子。その割に一度会ったら親友みたいなことを言うこともあり、ますます謎である。
新党「減税日本・ゆうこく連合」は、参加議員数が20人→2人→1人と減ったが、最終的には政党要件を満たす5人に届いた。やはり強運の持ち主。今回の選挙も強さを見せるだろう。
今回の選挙はとにかく時間がなかった。公示日の朝にポスター掲示が間に合った陣営は極少数。候補者たちの中には、ポスターのサイズと写真の縮尺が微妙に合っていない例も。近所の掲示板で見比べてほしい。
議員会館には連日、遅くまで明かりがともる。特に公示期間前などは秘書仲間と廊下で会うと「今日で徹夜〇日目よ~」と「寝てない自慢」を交わす。2月8日の投開票後は引っ越し? 失職!?‥‥政治家ファーストの永田町で、秘書のイバラの道は続いていく‥‥。
神澤志万(かみざわ・しま)永田町歴20年以上の現役女性政策秘書。著書に『国会女子の忖度日記 議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』(徳間書店)。
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