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記事全文を読む→【悲惨レポート】2月が引っ越し難民地獄になった「150万円ぼったくり業者」と「荷物を路上に放り出し」ヒドすぎる実態
かつて引っ越し業界にとって、2月は「嵐の前の静けさ」と言われる時期だった。ところが国交省が「3月15日から4月6日のピークを避けろ」と異例の呼びかけを行ったことで、消費者のマインドが一斉に2月へとスライド。 本来であれば安値で叩けたはずの2月の枠が1月早々に埋まり、2月の料金相場がかつての3月並み、いや、それ以上に高騰するという、とんでもない事態に陥っている。
流通ジャーナリストの説明を聞こう。
「最大の理由は、2024年4月に施行されたトラックドライバーの残業規制です。以前なら無理なスケジュールで1日3件も4件も回していたトラックの稼働時間がこの規制により激減、2件が限度となってしまいました。そこへ国交省が声高に分散引っ越しを呼びかたことで、引っ越し市場に未曾有のパニックが起きたわけです」
その結果、かつてあった閑散期は完全に消滅。ある業者のデータによれば、1月の成約件数は前年比1.5倍に跳ね上がり、2月はカレンダーが真っ赤に染まる「予約完売」状態に。2月に入ったばかりだというのに、すでに引っ越し難民が列をなしているというのだ。
業界関係者によれば、需要が急増したことを受けて、2月の引っ越し料金は爆上がり。5人家族の見積もりで「150万円」などという、中古の高級車が買えるぼったくり価格を提示する業者が続出しているというから驚くばかりだ。
「ぼったくり業者は一定数、存在するものの、人手が足りない中で『やりたくない仕事』にわざと法外な値段をつけ、客が自ら去るのを待つ傾向があるようです。つまり、今は引っ越し業者が客を選ぶ時代になりました」(前出・流通ジャーナリスト)
良心的な業者の中には、少しでも費用を抑えようと「訪問見積もり」を全廃、LINE写真や動画での簡易査定に切り替えるところも。しかしこれが「写真に写っていなかったピアノがある」「トラックに入り切らない」等々、現場での「当日トラブル」の火種に。当日になって数十万円の追加料金を突きつけられて泣く泣く支払う、あるいは荷物を路上に放り出される引っ越し難民があとを絶たない。
近年は「30万円も払って古家具を運ぶより、全部捨てて新居で買い直した方が安い」とばかりに、新生活の門出を断捨離のごとく「強制廃棄」という形で迎える若者が急増中。国交省の呼びかけで始まった、引っ越し難民の「椅子取りゲームの前倒し」は激化するばかりなのである。
(灯倫太郎)
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