社会
Posted on 2026年02月08日 12:00

【「猫のお葬式と火葬」最新事情】ペット霊園が教える「3つの方法」と「お値段」火葬車が自宅までやって来てその場で…

2026年02月08日 12:00

 ペットのお葬式ってどうなってるの? そんな疑問を抱くペット愛好家は、少なからずいるのではないか。
 ここで思い出すのは、我が家で飼っていたジュテという猫が2021年にガンで亡くなった時のことだ。火葬場のスタッフがトレイの上に骨をきれいに並べて、説明してくれたのだった。

 現在の猫のお葬式のことが改めて気になったわけだが、スマホやパソコンで「猫 葬式」と検索すると、真っ先に飛び込んでくるのは「火葬車」の広告。火葬できる炉を積んだ車で自宅まで来てくれて、その場で火葬するというものだ。
 そういわれても、なかなかピンとこないのではないか。煙が出るだろうし、車はどこに止めるのかなど、いろいろ疑問が浮かぶだろう。

 実はジュテのお葬式は東京・大田区にある大森ペット霊堂という霊園でやってもらったのだが、その時にお世話になった齋藤鷹一さんに、改めて話を聞いてみた。

 猫のお葬式にはいくつかパターンがある。まず霊園にお願いする場合は猫を霊園まで連れて行き、飼い主の立ち会いのもとで読経後に火葬してもらう、というもの。お経はテープを流すか、あるいはお坊さんに来てもらうこともできる。
 人は立ち会わず、火葬のために霊園の車で送迎してもらう。これが2つめだ。個別ではない、合同葬もあるという。
 それから近年、多いのが火葬車を利用する方法だ。

 ちなみに神奈川県横浜市のように、火葬場を持っている自治体もあるが、齋藤さんが言うには、
「火葬車が増えて、霊園でお葬式をする割合が減ったと言われている面はありますが、私たちはそうは感じていません。初めてペットを飼った人はどう埋葬していいのかわからず、ネットなどで火葬車のことを知ってやってもらうことが多いのですが、火葬車の対応が悪かったとか、骨が汚かったといった口コミもあります。2匹目、3匹目は霊園で、という人が多くなっていますね。猫を飼う人のパイが広がり、火葬車を利用する人も多くなったので、霊園利用の比率が下がっているように思われるのかもしれません」

 そのまま庭に土葬するなど、お葬式自体をやらない人も、中にはいる。あるいはそのまま捨ててしまう、ひどいケースも…。
「コンビニから『ゴミ箱にペットの遺体が捨ててある』と連絡が入ることがあります。そういう場合は無料で引き取って、火葬して供養しています」(齋藤さん)

 霊園の場合、犬や猫の割合はどうなっているのか。大森ペット霊堂では犬・猫はそれぞれ全体の4割、残る2割はウサギや鳥、爬虫類、ハリネズミ、モモンガなどだ。
 料金は大森ペット霊堂の場合、猫の合同葬儀は1万5400円、立ち会わない個別一任葬儀は2万4200円、お経も骨も拾うお立合い葬儀は4万2900円となっている。
 なお、全国からお骨の埋葬だけをお願いしてくる人がいるという。その場合の埋葬料は1万円だ。

 大森ペット霊堂は、開業から三十有余年になる。1日に10体を火葬したとして、1カ月に300体、1年で3600体。30年間でおよそ10万体ということになる。
 お骨を預かり、供養している(写真)が、その数は1500家族。1家族1体ではないので、合計2000体弱。特に盆と正月にお参りに来る人が多いのだが、この霊堂では毎週土曜日にお坊さんにお経を読んでもらうので、それに合わせてお参りに…というケースもあるという。

(峯田淳/コラムニスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク