政治
Posted on 2026年02月09日 12:00

NHKが圧勝した「選挙特番」余計なゲストを呼ぶスタイルは惨敗という「ひたすら速報レポート」の時代

2026年02月09日 12:00

 第51回衆院選の投開票が2月8日に行われ、自民党は単独で総定数465の3分の2にあたる310議席超を得て、過去最多議席となる歴史的大勝を収めた。
 一方で、選挙前に立憲民主党と公明党が結成した中道改革連合は、公示前を大幅に下回り惨敗。
 短い選挙期間となったものの、期日前投票の段階で各都道府県の投票率は2024年の衆院選を大幅に上回り、関心の高さをうかがわせた。

 そこで気になるのが、テレビ各局の選挙特番の視聴率バトルだ。民放各局を上回るトップは、NHKの「衆院選開票速報」(午後8時から8時45分)の19.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。綿密な出口調査により、当たり前のように開票率0%の午後8時の段階で、候補者の「当選確実」を報じる「ゼロ打ち」を連発。全国各地に記者を配置している取材力の差を見せつけた。

 民放トップは日本テレビ「zero選挙2026」の「第1部・PART1」(午後7時58分から9時)の10.1%。民放では唯一の2ケタ率で、昨年の参院選に続くトップとなった。
 これに続くのは、テレビ朝日「選挙ステーション2026」(午後7時50分から9時)の9.0%。2024年の衆院選は民放トップだったが…。

 日本テレビはフリーアナの藤井貴彦と嵐・櫻井翔、テレビ朝日は「報道ステーション」の大越健介キャスターと「ワイド!スクランブル」の大下容子アナがタッグ。いずれも視聴者にはおなじみの顔触れだった。
「テレビ朝日は他局よりも積極的に当確マークを付けていましたが、よりシンプルに当確情報を伝えたのが日本テレビだった」(放送担当記者)

 爆笑問題の太田光を起用したTBS「選挙の日2026」(午後7時53分から午後11時)は5.7%。「Mr.サンデー」の宮根誠司と「Live News イット!」の宮司愛海アナをキャスターに据えたフジテレビ「LIVE選挙サンデー」(午後9時から10時)は4.3%と低迷した。
 かつてはジャーナリストの池上彰氏を起用したテレビ東京は、今回も独自路線での「選挙サテライト2026」(午後7時55分から10時)を放送。しかし1.7%にとどまった。

「NHKはほぼほぼ余計なVTRなどを入れずに、選挙速報レポートに専念。今後は民放各局も、その傾向が強まるでしょう。余計なゲストのギャラはもはや不要に」(前出・放送担当記者)
 NHKを脅かす民放局の選挙特番は出てくるか。

(高木光一)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク