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記事全文を読む→専門メディア一斉報道「井上尚弥VS中谷潤人は5月2日」日本ボクシング史上最大の激突を見るには「LeminoかAmazon Primeか」「別視聴料金は…」
かねてから「5月・東京ドーム決戦」と謳われていた、ボクシングの一大タイトルマッチ。スーパーバンタム級で4団体統一世界王者に君臨する井上尚弥(大橋)と、バンタム級から上げてきた中谷潤人(M・T)のスーパーファイトが5月2日に開催されると、複数のアメリカのメディアが一斉に報じた。アメリカの老舗専門誌「ザ・リング」や専門メディア「ボクシング・シーン」が「日時と場所が確定した」と伝えたのである。
ともに32戦全勝、パウンド・フォー・パウンドにランクする。日本ボクシング史上最大のビッグマッチへの期待はこれからどんどん高まるだろうが、視聴方法はどうなるのか。
近年、スポーツのビッグイベントにおける視聴環境は激変している。3月開幕のWBCがNetflixの独占配信となり、「野球を見るためだけに契約しなければならないのか」という不満の声があるのは事実。
格闘技界の潮流もそうで、地上波テレビのゴールデンタイムで放送されていた時代はとうに過ぎ去った。今や有料の動画配信サービスで独占配信されることが、完全に常態化している。
井上の近年の試合を振り返ると、この流れがよく分かる。2022年のノニト・ドネア戦はAmazon Prime Video、翌2023年のスティーブン・フルトン戦はLemino、2024年5月のルイス・ネリ戦は再びAmazon Prime Video。その後のTJ・ドヘニー戦、サム・グッドマン戦と続く防衛戦はLeminoと、試合ごとにプラットフォームが入れ替わってきた。視聴者には「今回はどこで見ればいいのか」と確認しなければならない煩わしさが付きまとう。
さらに変化が見られたのは、昨年12月のアラン・ピカソ戦だ。Lemino独占配信という点は同じだったが、初めてPPV(ペイ・パー・ビュー/個別課金制)が導入された。月額料金とは別に事前購入で4950円、当日5500円の追加料金が必要となった。WBCのNetflix独占問題と並んで、スポーツ観戦の有料化はもはや避けられない時代になったと言える。
では今回の「井上×中谷」東京ドーム興行はどうなるのか。現時点で配信先の正式発表はないものの、有力視されるのはNTTドコモの映像配信サービス、Leminoだろう。NTTドコモは井上が所属する大橋ジムのメインスポンサーであり、直近の防衛戦でも配信を担ってきた実績があるためだ。
ただ、Amazon Prime Videoも過去に、東京ドーム興行を手がけている。おそらく「Leminoが本命、Amazonが対抗」という構図で、正式発表が待たれる状況だろう。
ならば視聴料金はどうなるのか。ピカソ戦でPPVが導入された流れを受け、試合の規模と2選手の格、盛り上がり、価値を考えれば、今回も同形式となるかもしれない。
その場合、「日本ボクシング史上最大の興行」だけに、5000円を超えるPPV価格が設定されてもおかしくはなかろう。これまで月額料金のみで見られた時代と比べれば、視聴者の負担は確実に増している。
地上波でのライブ放送は、今回も現実的ではない。莫大な放映権料を広告収入だけで賄うのは困難で、過去のビッグマッチでも地上波は試合後の録画・ダイジェスト放送にとどまってきた。今回も同様のパターンが予想されよう。
ゴールデンウィーク中盤の土曜日という絶好の条件が重なり、配信プラットフォーム側が総力を挙げてくることは間違いない。視聴方法と料金をめぐるリング外の熱戦は、どんな結果をもたらすのか。
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