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記事全文を読む→まずは「チューリップ賞」クラシック出走権を勝ち取るために…名手・武豊に白羽の矢が立った「牡・牝有力3歳馬」の激走度
武豊に運が向いてきた。少し前まではクラシックで騎乗できる馬はいないとみられていたが、牡・牝の有力3歳馬に乗り替わりで騎乗することになったのだ。
牝馬は今週の桜花賞トライアル、チューリップ賞(GⅡ、阪神・芝1600メートル)のアランカール。同馬はデビューから3戦は北村友一が騎乗していたが、前走の阪神JFで1番人気に推されながら5着に敗退。オーナーがその騎乗に不満だったことで、武に出番がめぐってきた。
アランカールは新馬、野路菊賞と連勝しているが、それだけでは賞金的にクラシック出走が危うかった。ここは最低でも3着に入って、桜花賞の優先出走権を獲る必要がある。そこで、このレースと相性のいい名手に白羽の矢が立ったというわけだ。なにしろ近5年で【3・1・0・1】と、好相性を誇る重賞である。
馬はGⅠで1番人気に推されたように、能力が高いのは誰もが認めるところ。1週前調教に騎乗した武は、
「いい馬ですね。かかるところもなかったし、乗りやすかったです」
と好感触だ。当日は1番人気必至だが、すっきりと勝って本番に臨みたいところだろう。ちなみに母シンハライトはこのレースを勝って、その後、桜花賞2着、オークスは1着となった。
牡馬は共同通信杯で1番人気に推されながら4着に敗れたラヴェニューと、初コンビを組むことになった。出走するレースは3月28日の毎日杯(GⅢ、阪神・芝1800メートル)だ。
同馬は戸崎圭太を背にデビューした昨年11月の新馬戦で、5馬身差の圧勝。その派手な勝ち方と血統の良さから一躍、クラシック候補とされた。
ところが前走の共同通信杯では菅原明良とコンビを組み、上がり33秒4の末脚を繰り出したものの、4着に敗れてしまう。2着までに入ってクラシックの出走権を取るつもりだったため、陣営のショックは大きかった。
その後は次走を毎日杯に決め、ここでしっかり結果を出すべく選んだのが、レジェンド騎手というわけだ(戸崎でというも声も上がったが、京成杯を勝ったグリーンエナジーがいたので…)。
ラヴェニューを管理する友道康夫調教師はGⅠを25勝しているが、最も多いのは武の6勝。ゴールデンコンビと言っていいだろう。このコンビをもってすれば、クラシックの出走権を獲るのはそんなに難しくはない。
では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)
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