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記事全文を読む→【金鯱賞の大ヒント】単騎逃げの勝率・連対率・複勝率が突出する「今年の2頭」浜中俊と岩田望来の「睨みバトル」
ハナを奪えるかどうか――。
この展開が勝敗を大きく左右する一戦になるのは、3月15日のGⅡ・金鯱賞(中京・芝2000メートル)だ。というのも、単騎のマイペースに持ち込んだ「逃げ馬」が、著しい好成績を残しているからである。
開催時期が12月から3月に変更された2017年以降における、金鯱賞の脚質別成績(過去9年間)を確認すると、逃げに打って出た9頭のうち、単騎のマイペースに持ち込めた馬は「1着2回、2着3回、3着1回」「勝率22.2%、連対率55.6%、複勝率66.7%」と、抜群の成績を残していた。しかも人気薄の穴馬が数多く馬券圏内に入っている。この突出したデータを、馬券作戦に生かさぬ手はないだろう。
それではと、今年の出走メンバーを見渡すと、場合によっては押し出される形になるにせよ、逃げの手に打って出そうなのは、ホウオウビスケッツ(牡6)とセキトバイースト(牝5)の2頭のみではなかろうか。
問題は「どちらがハナを奪うのか」だが、こればかりは当日の「発馬」と「行脚」の行方を見ないことにはわからない。ただし、推理の手がかりとなるヒントが全くないわけではない。
仮にこの2頭がいずれも好スタートを決め、1コーナー手前までハナ争いが続いた場合は、「鞍上の格」がハナ争いの決め手になるかもしれない。セキトバイーストに騎乗する浜中俊は、ホウオウビスケッツの岩田望来の「大先輩」にあたる。浜中が岩田に鋭い睨みを飛ばせば、アッサリと決着がつく可能性はあろう。
さらに言えば、上記2頭は「コース適性」も味方につけることができる。中京の芝2000メートルはダートコースの1800メートルと同様、スタンド前の直線にある坂の途中からスタートしなければならない。そのため初コースとなる馬が、スタートで躓いたり横によろけたりして、競馬にならないケースが多々あるのだ。
要するに、コース実績がカギを握ることになるのだが、その点、ホウオウビスケッツは昨年の金鯱賞でクイーンズウォーク(牝5)の2着と好走している。同様にセキトバイーストにも一昨年のGⅡ・ローズS(中京・芝2000メートル)でクイーンズウォークの2着があるなど、このコースは大歓迎のクチなのだ。
ちなみに、各社が公表している金鯱賞の単勝予想オッズを見ると、ホウオウビスケッツの10倍前後に対して、セキトバイーストは20倍前後となっている。取捨選択に迷うようなら、オッズで決めるのも一法だろう。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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