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記事全文を読む→𠮷野家が油そば導入で気になる“牛丼3大チェーン”で「じゃないほうメニュー」こそ食うべし!(1)カリッとしてジューシーな𠮷野家の「から揚げ丼」
牛丼チェーンといえば看板メニューが主役─そんなイメージはもはや過去のものかもしれない。各社は今、牛丼に次ぐ第二の柱となる新メニューを続々投入中だ。中でも意外性あふれる牛丼“じゃないほうメニュー”が注目されており、その実力を確かめてみた。
外食産業では今「𠮷野家がラーメン業界に殴り込みをかけた」と話題になっている。3月12日に期間限定の新メニュー「油そば」の販売を開始したためだ。
この油そば、単品では注文できず、牛丼とのセットでしか食えないのだが、並盛同士で950円(以下、料金は税込み)と、物価高騰の昨今、実にありがたい価格設定ではないか。
目の前に現れた油そばはいたってシンプルながら、箸を入れた瞬間、ラードとニンニクの香りが立ち上る。これまで𠮷野家で味わったことがない香りに食欲が刺激される。すぐにでも麺をすすりたくなるが、グッと我慢。器の底にある醬油タレとしっかり混ぜるのが流儀なのだ。
ひと混ぜするごとに背脂が麺に絡み、キラキラと輝き出す。ニンニクとラードに加え、醬油の香りも一気に広がる。そして、ひとすすり。濃厚な見た目とは裏腹に塩気はマイルドなのだが、真価は牛丼との合わせ技にあった。
牛丼の甘辛いタレと油そばの後味が絶妙にかみ合い、油そば→牛丼→油そばの無限ループに突入。まるでボケとツッコミのような絶妙なコンビネーションで箸が止まらない。途中で酢とラー油を加えれば一気にアッサリ&ピリ辛への味変も可能で、また新たなひと口が進んでいく。最初は中年男子には量が多すぎるかと思ったが、最後まで飽きさせない完成度で、しっかり完食してしまった。
こうした牛丼“じゃないほうメニュー”の充実は他の大手チェーンも同様で、松屋も鶏肉や豚肉を使ったメニューが豊富にあり、すき家は海鮮系まで展開している。牛丼チェーンは今、新規客層の開拓フェーズに入っているのだ。
この流れについて、フードアナリストの重盛高雄氏が解説する。
「そもそも牛丼チェーン店における牛丼は競合相手も多く、大きな利益を出しにくい商品です。その代わり、派生商品に興味を持ってもらい、購入してもらうほうが利益につながりやすい。新生活シーズンで外食の選択肢が増える中、飽きずに通ってもらえる工夫は不可欠です」
その派生商品の1つが「油そば」というわけだが、他にも力を入れているメニューがある。
「𠮷野家の特徴は、コアなお客さんを多く抱えている点です。客層は主に男性サラリーマンと学生ということもあり、ガッツリ系の『から揚げ丼』は新たな定番を目指す商品と言えるでしょう。ひと口では食べられない大きさの鶏のから揚げが3個。並盛で943キロカロリーのボリュームですが、キャベツの千切りが自分を納得させてくれます(笑)」(以下の「 」もすべて重盛氏)
実際に頬張ると衣はカリッと、中はジューシー。ご飯が進み、こちらも完食となった。
ちなみに並盛は619円だが、単品(1個162円)での注文もOK。また、タルタル南蛮やハニーマスタードの丼や定食などバリエーションも豊富だ。もはや𠮷野家のから揚げは牛丼に匹敵する“主役級”の逸品とも言えるだろう。
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