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記事全文を読む→【中山グランドジャンプの大ヒント】「第2のオジュウチョウサン」が「王者」と初激突する「2つの高いハードル越え」
本サイトは3月29日に〈競馬界に「第2のオジュウチョウサン」出現!平地重賞「2ケタ惨敗だらけ」が障害レース転向で「10馬身差ぶっちぎり」異次元の変貌馬〉と題する記事を公開した。前日に行われた三木ホースランドパークJS(障害オープン、阪神・芝3140メートル)で、2着馬に10馬身差をつけて大楽勝したホウオウプロサンゲ(牡5)のパフォーマンスが、同じく平地からの転向で大変貌を遂げたオジュウチョウサンを彷彿させる、ジャンプ界の「ニューヒーロー誕生」を予感させる圧勝劇だったことを伝えた。
ホウオウプロサンゲは2021年の「北海道セレクトセール当歳」で、最高落札額となる4億5100万円(税込み)でセリ落とされた超高額馬。それゆえデビュー前から「同世代屈指のクラシック候補」として大いに注目されたが、平地の重賞戦線では目を覆いたくなるような2ケタ着順の大惨敗が続いていた。
そこで「世界のヤハギ」として名高い矢作芳人調教師(栗東)をはじめとする陣営が、起死回生の秘策として決断したのが「障害レースへの転向」という方針転換だった。
はたせるかな、転向初戦となった2月28日の前々走(4歳以上障害未勝利、小倉・芝2860メートル)で、2着馬以下を完璧に封じ込める大差勝ちを収めたのである。
その「第2のオジュウチョウサン」が勇躍、4月18日のJGⅠ・中山グランドジャンプ(中山・芝4260メートル)にエントリーしてきた。
今年の出走メンバーを見渡すと、単勝オッズ1倍台の圧倒的1番人気が予想されるのは、同レースの連覇がかかるエコロデュエル(牡7)。昨年暮れのJGⅠ・中山大障害(中山・芝4100メートル)の覇者であり、前走のJGⅡ・阪神スプリングJ(阪神・芝3900メートル)2着を叩いて臨むローテーションは理想的だ。既存勢力との能力比較では「一枚も二枚も抜けた存在」と言えるだろう。
単勝オッズ4倍以上なら迷わず勝負
しかし、である。ホウオウプロサンゲとエコロデュエルは、今回が初対戦。2頭の勝負付けはまだ済んでおらず、「どちらが強いか」は走ってみなければわからない。
ホウオウプロサンゲには「4260メートルの初距離」「初めての負担重量63キロ」という、乗り越えなければならない高いハードルが立ち塞がっている。だがそれだけに、陣営が今回の挑戦に懸ける「虎視眈々」が伝わってくるのだ。
障害に転向してから鞍上を任されている小野寺祐太騎手は、次のように抱負を語っている。
「不安よりも期待の方が大きい。オジュウチョウサンに騎乗されていた、尊敬する石神深一さんと一緒に戦える、最後のJGⅠ。いい結果を出せれば完璧です」
おそらくホウオウプロサンゲは今回、単勝オッズ1倍台必至のエコロデュアルからは離れた2~4番人気。しかしホウオウプロサンゲにここで走られてしまえば、次走から圧倒的1番人気に推されるのは目に見えている。
単勝オッズが4倍以上あるようなら、「単勝馬券で迷わず勝負」の一戦だろう。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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