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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈ヘデントール連覇へ態勢万全〉
春のGⅠ戦線真っただ中、5月3日には古馬の最高峰、天皇賞・春が京都で行われる。芝3200メートルという世界的にも珍しい長丁場のGⅠ戦だが、日本では人気のある伝統の一戦だ。
競走馬にとってスピードこそ最大の価値とされ、種牡馬としてもそれが最も評価されるが、長丁場のレースは、見ていても実におもしろい。ペースを読んで、どこで仕掛けて勝負に出るのか。まさに乗り役の腕の見せどころでもあるが、同時に“真のスタミナ”を持ち合わせていなければ、勝ち負けすることは難しい。そのあたりを見極めることもまた、予想する側の醍醐味でもある。それだけに競馬歴の古い者にとってこの大一番は、興味が尽きない一戦なのだ。
今年もスタミナ自慢がズラリとそろった。どんな競馬が展開されるのか、今からワクワクしているが、馬券的にもかなり魅力的なメンバーによる戦いになりそうだ。
大阪杯でGⅠ3勝目を挙げて意気上がるクロワデュノール、昨年の覇者ヘデントールのほか、古馬になって頭角を現し、前哨戦の阪神大賞典を制したアドマイヤテラ、同2着のアクアヴァーナル。そして、ダイヤモンドSを勝ったスティンガーグラスなど、持久力に加えてスピードも兼ね備えた面々ばかり。今年も見応えあるレースが見られること請け合いだ。
では、過去のデータを見てみよう。
03年に馬単が導入されて以降の過去23年間、その馬単での万馬券は8回(馬連は7回)。この間、1番人気馬は6勝(2着3回)、2番人気馬は8勝(2着2回)で、1、2番人気馬によるワンツー決着は3回。
以前はよく荒れる波乱含みの一戦とみられていたが、17年以降の近9年間は馬単での万馬券は出ていない。総じて中穴傾向のGⅠ戦と言ってよさそうだ。
年齢的には4歳馬の活躍が目立っている。過去23年間で11勝(2着6回)を挙げており、続くのが5歳馬の8勝(2着8回)。しかし、他のGⅠ戦とは異なり、古豪も頑張っていて、6歳馬の4勝(2着6回)は特筆していいだろう。ちなみに今年は3頭が出走を予定している牝馬だが、過去23年間で連に絡んだことは一度もなかった。
人気どころは実力伯仲ながら、長丁場の適性を重視して、最も期待を寄せてみたいのは、連覇を狙うヘデントールだ。
前走の京都記念は8着と人気を裏切ったが、やはり9カ月ぶりの実戦が響いたとみるべきだろう。重め残りだったうえに痛恨の出遅れ。終始、後方2番手でレースを運ぶ形となった。だが、最後は上がり2位の脚を使っており、休み明けを一度使われての巻き返しは大いにあっていい。
昨年の覇者であり、スタミナの裏付けは十分。この中間はいたって順調で、馬体が締まって実にいい雰囲気にある。
「力を出せる状態。まともなら─と思っている」とは厩舎スタッフの弁。
近年ではフェノーメノ(13年、14年)、キタサンブラック(16年、17年)、フィエールマン(19年、20年)が連覇を達成。ヘデントールにもその可能性は十分あるとみている。
穴はホーエリート。牝馬でもあり評価は低いが、スタミナ自慢の1頭である。
前走のダイヤモンドSは5着に敗れたが、ひと息入ったあとで、前走比10キロ増と体に余裕があった。それがこの中間は見違えるばかりの好気配を誇っている。名牝シーキングザパール(NHKマイルC、モーリス・ド・ゲスト賞)のほか近親、一族に活躍馬がズラリ。牡馬相手でも断じてヒケは取らない。
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