政治
Posted on 2026年04月29日 15:00

中国・アメリカで「核技術・宇宙防衛」機密情報系の一流科学者が次々と「原因不明の失踪・事故死」黒い勢力の動きと疑惑

2026年04月29日 15:00

 中国で今、国防の要となるエリート科学者たちが、まるで示し合わせたかのように次々と謎の死を遂げている。公表されているだけでも、その数は9人。死亡者の年齢は26歳から68歳までと広いが、中国メディアやSNSでは「深夜の交通事故」など、その死亡原因をめぐり、様々な憶測が拡散中だ。

 外信部記者が解説する。
「2023年7月1日未明、北京で起きた原因不明の自動車事故で死亡した馮暘赫(フォン・ヤンフー)は、中国で急成長する人工知能防衛分野の中心人物で、38歳だった。台湾侵攻を想定したAIシミュレーションの第一人者として知られていました。2024年12月に死亡した62歳の張暁新(チャン・シャオシン)は、気象監視と早期警戒システムを専門にする国家衛星気象センターに勤務していましたが、原因不明の交通事故に遭ったと伝えられています」

 彼らはいずれも軍事AIや極超音速兵器、宇宙防衛といった極めて機密性の高い分野で働く一流科学者だが、死因の多くが「交通事故」「急病」「詳細不明」とされる。そこで出た疑惑が「中国の科学技術の発展速度を遅らせようとする勢力が背後にいるのではないか」といったものだ。
 つまり目的は集団を全滅させることではなく、最も優秀な数人をピンポイントで排除することで、研究の進展を数年単位で遅らせる抑止効果を狙っているのではないか、というのだ。

トランプ大統領は陰謀の存在を否定しきれず

 ここで前出の外信部記者は、さらなる他国の事例を挙げた。
「実は近年、アメリカでも中国同様に、核技術や宇宙防衛の専門家が11人も失踪、死亡する事案があり、FBIが本腰を入れて捜査を開始したことが明らかになっています。かつてイランで起きた核研究者暗殺事件では、イランの核武装を遅らせるためイスラエルが関与したことが明らかに。今回の中国とアメリカにおける科学者死亡にも、そんな疑念がもたれているのです」

 ホワイトハウスのアンナ・ケリー報道官は、中国で科学者が不審な死を遂げていることについて、
「ホワイトハウスはこれらの事案を調査し、アメリカ国民に透明性を提供するため、関係機関間の連携を継続している。調査に先行する発言は控える」
 と明確なコメントは避けている。

 そしてアメリカでも科学者が失踪や謎の死を遂げている事実に、トランプ大統領はなんと言ったかというと、
「極めて重大な事態。偶然であることを願うが…」
 陰謀の存在を否定しきれない様子を見せているのだった。

 米中間の軍事技術レースが過熱する中、科学者らの「不可解な死」はいったい何を意味するのか。深夜の北京やワシントンで消えていく頭脳の叫びは、闇に葬られたままだ。

(灯倫太郎)

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