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Posted on 2026年05月09日 10:30

天皇賞・春はワンツー決着!京都新聞杯はエムズビギン「出走頭数が少ないのに収得賞金が多い」キタサンブラック産駒が席巻中

2026年05月09日 10:30

 天皇賞・春はキタサンブラック産駒のワン・ツーで決まった(クロワデュノール、ヴェルテンベルク)。これにより、リーディングサイアーランキングは第3位から第1位へと、一気にジャンプアップした。

 キタサンブラックが凄いのは、出走頭数がロードカナロアやキズナより90頭以上も少ないにもかかわらず、収得賞金が上回っていることだ。大きなレースでしっかり結果を出しているから、こうなるのだろう。

 ちなみに本年度の種付け料は2500万円で、これは息子のイクイノックスと並んでトップ。種牡馬1年目の2018年は500万円だったから、8年間で5倍に上がったことになる。

 そんなキタサンブラック伝説の始まりは、父ブラックタイドの種牡馬入りが元になっている。それをみていくことにしよう。
 ブラックタイドはディープインパクトの1歳上の全兄で、現役成績は22戦3勝。スプリングSを勝ったものの、本来ならこの実績で、種牡馬入りは難しかった。
 しかし、ディープインパクトと同じ血を安く引くことができるということで、種牡馬入りが叶った。いわば、拾われる形で種牡馬入りしたわけだ。

  当初の種付け料は、わずか50万円。そんなわけで、北島三郎が手に入れたキタサンブラックも、350万円という安馬だった。それが18億円以上も稼ぐことになるとは、誰も思っていなかったに違いない。こういうことが起きるから、競馬は面白いのだが。

川田将雅が日本ダービーで乗るのは…

 そして今、このブラックタイドに始まる系譜はディープインパクト系種牡馬をしのぐ勢いで、日本競馬の本流となりつつある。この春、大阪杯と天皇賞・春を勝ったクロワデュノールも来年には種牡馬入りし、その役目を担っていくことになるだろう。

 キタサンブラック産駒の今年のクラシック出走は今のところ、桜花賞のブラックチャリスと皐月賞のバステールの2頭だが、残念ながら15着と11着に終わっている。
 ブラックチャリスは放牧に出されたので、オークス出走はない。バステールは日本ダービーに出走予定だが、川田将雅が継続して騎乗するかどうかは現在のところ未定。というのも、今週の京都新聞杯に出走する川田騎乗のエムズビギンが2着までに入ったら、ダービーではこの馬に乗る公算大だからだ。

 エムズビギンは2024年のセレクトセールで6億4900円で落札された、キタサンブラック産駒の良血馬。前走のきさらぎ賞はゾロアストロの頭差2着だったが、スタートや折り合いに進境が伺え、成長したところを見せた。それだけに、関係者の期待は大きいのだ。

 では、グッドラック!

(兜志郎/競馬ライター)

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