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記事全文を読む→「スマホが壊れた。買い替えだ」と焦る前に試したい操作「広告表示中断」「無駄アプリ検出」に役立つ「機内モード」活用法
夕方、実家からの電話が鳴る。母親の声が少し焦っている。
「スマホが壊れたみたい。広告がずっと出てきて操作できない。もう買い替えるしかないかね」
聞けば画面には広告が何秒かおきに割り込み、消そうとタップしても別の画面が立ち上がる。設定を開こうとすると、広告が邪魔して進めない。心当たりはないのかと尋ねると、
「最近、スマホが重くてね、画面に出てきたから入れたのよ」
広告に促されるまま入れたアプリ、というところまでは見当がついた。
買い替えに走る前に、ひとつ試してほしい操作がある。「機内モード」をオンにすることだ。画面上端から下にスワイプして出てくるクイック設定の中に、飛行機のアイコンがある。まずはそれを押し、ついでにWi-Fiもきちんと切れているかを確認する。機種によっては、機内モード中でもWi-Fiが生きたままになっていることがあるからだ。
画面に割り込む広告の多くはその都度、インターネットを通じて読み込まれている。通信を止めれば新しい広告は届かなくなり、荒れた画面が一時的に静かになる。もちろん、機内モードで直るわけではない。あくまで応急処置なのだが、この静かな数分が勝負どころになる。
ホーム画面やアプリ一覧を開いて、最近入れたアプリを確認してみる。怪しいのはたいてい、スマホの動作を軽くしますと謳うクリーナー系、メモリ最適化系、バッテリー節約系、それから「ウイルスが検出されました」と派手な警告画面を出してくるアプリの類だ。
全てが悪質というわけではなく、まっとうに作られたものもある。ただ、派手な広告を次々と出して、別のアプリのインストールや課金ページへと誘導するタイプが原因になっているケースは少なくない。見覚えがなく入れた覚えも曖昧で、妙に常駐しているようなものは、まずアンインストールを試したい。
Googleが案内している「セーフモード切り替え」対処法も
それでも消えない、あるいはアンインストール画面までたどり着けないようなら、セーフモードで再起動する手がある。電源ボタンを長押しし、画面に出る「電源を切る」をさらに長押しすると、セーフモードへ切り替えられる端末が多い。Google公式のヘルプでも、不要な広告やマルウェアが疑われる場合の対処として案内されている方法で、最近入れたアプリをひとつずつ削除して様子を見る、地味だが効く作業である。
あわせてAndroidの設定の中にある「他のアプリの上に重ねて表示」という権限も覗いておきたい。これは正規の機能だが、悪用されると他のアプリの画面上に広告や警告風の表示を重ねてくる。許可されているアプリの一覧を見て、心当たりのないものは外しておくのだ。
仕上げにPlayストアの「Play Protect」という機能がオンになっているか、Android本体とセキュリティのアップデートが最新かを確認する。いずれもGoogle公式が案内している基本対策だ。それでも改善しなければ、ショップや詳しい人に相談すればいい。
スマホが壊れた、買い替えだ、と決めつける前に、まず通信を止める。広告が静まっている間に、原因のしっぽは案外あっさり摑めることがある。実家のスマホを差し出された時、最初に押すべきは家電量販店のドアではなく、画面の中の小さな飛行機のアイコンかもしれない。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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