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記事全文を読む→全く知らない人の名前が「友達かも?」欄に届いたら…あなたが気付いていない「LINE設定」のゾッとする仕組み
職場の同僚でも、趣味サークルのメンバーでもない。名刺交換した記憶もなければ、電話番号を教えた覚えもない相手が「友達かも?」欄にさりげなく並んでいる。スマホを開いてその通知を見た瞬間、背筋がわずかに寒くなる感覚を持つ人は少なくないはずだ。「情報が抜かれているのでは」という疑念はもっともだが、実態は違った。
LINEは危険なアプリではない。ただ、初期設定のままで使い続けると、自分でも気づかないうちに「見つかりやすい状態」が出来上がっている。電話番号を軸とした友達検索の仕組みがその核心だ。誰かがスマホの連絡先をLINEに同期させた瞬間、そこに登録されているあなたの番号が照合対象になる。相手があなたのLINEを知らなくても、システムが自動的に紐づける。「追加許可」の設定が開いていれば、相手の「友達かも」欄にあなたが出現。情報が盗まれるのではなく、繋がる条件が最初から開いているのだ。
ID検索やQRコード、外部アプリとの連携まで加わると、接触経路はさらに増える。業者アカウントや詐欺的な接触の入り口になりうるのは、この仕組みゆえ。「無料でプレゼント」「投資で稼げる」という見知らぬ相手からのメッセージは、なりすましや勧誘の糸口になりかねない。
厄介なのは、あなた一人が気を付けても、家族や知人が連絡先を同期していれば、あなたの情報は芋づる式に広がる点だ。気を付けているつもりが、気を付けていない誰かの設定に引っ張られることになる。
「設定した覚えがない」ではなかった
もっとゾッとするのは、日常に溶け込んでいる部分だ。PCやタブレットからのログイン経路は、許可したままにしておくと残り続ける。LINEはログイン通知を送る仕組みを持っているが、深夜に届いた通知を翌朝に見逃せば、その間に何が起きていたかがわからない。
カフェでスマホを置いたまま席を立った数分間、ロック画面に浮かんだトークの中身を、隣の人間が読めてしまう状況は珍しくない。友だち自動追加をオンにしたままなら、アドレス帳の情報は友だちの追加や推薦に使われ続ける。「設定した覚えがない」ではなく、「最初からそうなっている」のだ。
怖いのは他人の悪意より、自分の無関心かもしれない。「見つからない」「渡さない」「入らせない」という3つを頭に置くだけで、これまでいじったことすらなかった設定画面が、急に気になり出すはずだ。ほとんどの人がそれを知らないまま、今日もLINEを開いている。
(ケン高田)
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