社会
Posted on 2026年05月17日 18:01

六代目山口組・竹内若頭「最強“菱”軍団」の再生(2)山口組総本部への帰還は…

2026年05月17日 18:01

 いわば、10年に及んだ分裂抗争から脱して「最強の菱軍団」を再生させることが、竹内若頭を中心とした執行部が繰り出す変革の狙いなのだ。

 それは外交の現場にも如実に表れている。就任後、親戚友好団体の継承式には、いずれも竹内若頭が後見人として参列。その中の1つである東声会では、弘道会若頭補佐から前会長の舎弟として加入した小澤達夫会長が跡目をとることで、田岡一雄三代目から続く親戚関係をより強固なものにした。

「司組長が掲げるヤクザ社会の平和共存を実践しているのです。が、稲川会(内堀和也会長)と松葉会(伊藤芳将会長)との『三社食事会』に竹内若頭みずからが足を運ぶなど、これまでにない積極的な姿勢を見せています。分裂抗争で失いかけた信頼を取り戻し、業界のガリバーとして強い山口組であろうとしていることの表れでしょう」(ジャーナリスト)

 しかし、警察当局は神戸山口組(井上邦雄組長)、池田組(池田孝志組長)、絆會(織田絆誠会長)との特定抗争指定を解いてはいない。そのため、抗争終結を宣言したものの、執行部はいまだ司組長を山口組総本部(神戸市灘区)に帰還させることができていない。

「ここにきて傘下団体の会合で、総本部への帰還に向けて準備しておくようにとの伝達があったとの情報もあります。過去、九州で特定抗争指定団体となった組織は、抗争終結宣言から約1年後に指定が解かれました。その前例に照らせば、山口組の解除も遠くないのでは‥‥」(ジャーナリスト)

 幾多の試練を乗り越えて分裂抗争後の復興途上にある六代目山口組。その指揮官の“次なる一手”が注視されるのだ。

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