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「春のグランプリ」、あるいはその気候から「夏のグランプリ」とも呼ばれる宝塚記念。開催時期は春開催の掉尾を飾る最終日に定着していたのだが、昨年から1週早まって6月の2週目に移されている。
昨年は6月15日の開催。GⅠレースの中でも特に重要なレースが給料日前に行われるのはJRAとしても大冒険だったはずだが、馬券の売上は前年比106.7%。本格的な暑さがやってくる寸前の開催となって、有力馬が参戦しやすくなったメリットのほうが、ファンの財布の事情を上回った形だ。
今年も6月14日に開催されることになって、メンバーの充実は見込み以上。ファン投票上位馬のほとんど(3位のマスカレードボールは不参戦)が登録に名を連ね、名実ともに有馬記念に肩を並べる「西のグランプリ」の存在感が一気に盛り上がってきた。
ビッグレースはペイデーのあとに、というのは、どうやら古くさい思い込みにすぎなかったようだ。
1番人気はファン投票1位のクロワデュノールだろう。天皇賞・春を2センチ差で勝ってから1カ月半。最適な距離ではなかっただけに、消耗度は小さくなかったはずだが、馬の気配は落ちていない。斉藤崇調教師は気づく力がすごい人なので、これだけの馬を出してくるかぎり、不安点はないと信じていいと思う。
人気はある程度分散されるだけに、1番人気から買っても配当的な妙味はある。欠点がほぼないと言っていいこの馬からの馬券。
ミュージアムマイルも仕上がっているが、阪神コースが初というのが意外。それでもこの距離なら大きく崩れることはない。
メイショウタバルとしては、ミステリーウェイの動きが気になるが、そこは武豊騎手が乗っているのだからうまく対応するだろう。凱旋門賞挑戦がかかっているだけに、武豊騎手としてもここは勝負駆けとみて間違いない。
ダノンデサイルは、しばらく勝ち星から遠ざかっているが、実力は疑う余地がない。
レガレイラは、昨年のこのレースで崩れたことが気がかり。エリザベス女王杯を勝ったことで“中山専用機”という疑惑は晴れたが、コースを選ぶタイプなのは確かだろう。
マイユニバースは、さすがにこの相手ではキツそう。一発があるとすれば、破壊力があるビザンチンドリームだろう。
アサ芸チョイス
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