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記事全文を読む→体重10キロ巨漢ねこの「猫草かぶりつき生活」獣医は「与えない方がいい」と言うけれど…
動物にとって春は換毛期で、猫も抜け毛が一気に増える。この季節は毎年、悩ましいが、今年は想定外のことが起きた。
我が家の猫のため、毛繕いで飲み込んだ毛玉を吐かせる目的で、いつも猫用(犬もOK)の草を用意している。この猫草を噛んでお腹に入れると消化器が刺激され、たまった毛玉を吐き出すのだ。
ウチには体重10キロという巨漢の猫がいるのだが、大きな体をしているのに加え、短毛で細かい毛が大量に生え変わるため、しょっちゅう毛繕いをする。おそらく大量の毛玉が、お腹にたまっていることだろう。
驚くほどの食いしん坊なのにこのところ元気がなく、食欲は減退気味。大好きな缶詰をあげても3分の1程度しか口をつけないか、食べないことすらある。これはやはり、毛玉のせいだろう。
猫草は量販店のペットコーナーに行けば、売っている。紙製や薄いプラスチックに植えられた猫草だったり、栽培セットを買ってきて家で育てたりも。栽培セットは古紙製の鉢に培養土を入れ、種を蒔く。10日程度すると、青々とした草が生えてくる。
「ほら、猫草だ。いっぱい食べていいぞ」
そう促すと、鉢の真上と横からかぶりつくような感じで、ガツガツと食べる。タバコを吸う人が禁煙し、何日かぶりに一服吸った瞬間のような快感ではなかろうか。
黄色い吐瀉物の中に薄黒い塊が…
もっとも、それで食欲が回復したのかというと、そうではない。食べたいけれどまだお腹がモヤモヤして、いつものようにガッツく気になれない、といったところだろうか。
そのうち姿が見えなくなったと思っていたら黄色い吐瀉物を見つけたので、マジマジと見てみる。
すると、かじった数センチの葉っぱの中に、小指大ほどの薄黒いものが混ざっていた。それを拭き取りながら、薄黒い塊をつまんでみる。間違いなく毛玉だった。
「お前、こんなに大きな毛玉をお腹にためていたのか」
思わず声を出していた。
実は動物病院の先生には、猫草は胃やお腹を刺激しすぎるから与えない方がいいと言われている。が、あんなに大きな毛玉を見てしまったら…。
(峯田淳/コラムニスト)
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