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記事全文を読む→ホンダ「復活プレリュード」に浮上したフル装備「タイプR」登場に立ちはだかる壁
330PS、6速MT、赤バッジ。復活したばかりのホンダ・プレリュードに、早くも「タイプR」の噂が動き出した。一部自動車メディアが伝えたのは、シビック・タイプR系の2.0リッター直4VTECターボを積み、国内シビック・タイプR並みとなる330PS級、6速MTを組み合わせるプランだ。ワイドフェンダー、大型リアウイング、専用エアロ。ホンダファンなら、これだけで一杯飲める話である。
ただし、タイプRの称号は、そう簡単には与えられない。ホンダが本気で仕立てた走りのモデルにだけ許されるのが赤バッジだ。NSX-R、インテグラタイプR、シビック・タイプR。名前を継いだ車はいずれも軽量化、高剛性化、専用サスペンション、強力なエンジン、そしてMTを備えてきた。単なるスポーティーグレードではなく、サーキットで通用する性能を前提としたモデルであることが、赤いHマークの意味だ。プレリュードにタイプRを名乗らせるなら、エアロを盛った上級グレードで済む話ではない。
現行プレリュードの中身を見ると、話はさらに面白くなる。パワートレインは2.0リッター+2モーターのe:HEV。話題の「Honda S+ Shift」はリアルなMTではなく、電動系に擬似的な変速フィールを与える制御技術である。ここだけ見れば、タイプRとは遠い。
しかし足回りは、シビック・タイプR由来のシャシーをベースに、デュアルアクシス・ストラットサスペンション、アダプティブダンパー、ブレンボ製フロントブレーキ、19インチホイールを与えられている。中身はスペシャルティクーペどころか、下地から「タイプR臭」がプンプンする。だからこそ噂に火が付くのだが、現実の壁は分厚いのだ。
実現すれば「750万円超え」という予想
K20C型ターボ+6MT化は冷却、駆動系、車体剛性、認証まで含めた大がかりな再開発になる。海外ではe:HEV前提で作られた現行にターボ+MTを乗せる無理を指摘する声もある。ベース価格は617万9800円。仮に実現すれば750万円超えとの予想が出ており、値付けの壁も低くない。
ここで注目したいのが、東京オートサロン2026で世界初公開された「PRELUDE HRC Concept」と、開発中の「HRCパフォーマンスパーツ」である。ホンダはSUPER GTのGT500クラスにもプレリュードを投入すると発表しており、走りに全振りする流れは確実に動いている。市販化こそ明言されていないものの、一部パーツは商品化を検討中との担当者コメントが報じられた。フル装備のタイプRより先に、HRC仕様やタイプS的な高性能グレードが登場する可能性は十分にある。
330PSの赤バッジか、赤白青のHRC仕様か。ハイブリッド時代のホンダは、どちらに本気を出してくるのか。復活したプレリュード、その名の通り、これはまだ「前奏曲」に過ぎない。
(ケン高田)
アサ芸チョイス
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